トランプを救世主とするスピリチュアルな風潮に注意喚起

2026-03-06公開 (2026-03-01 記)
トピック: スピリチュアル

このような「トランプは救世主である」という宣伝は、意外かと思われるかもしれませんがニューエイジやヒッピーの時代から政府主導でスパイ組織によって大々的に行われています。そのようなことをすることで、草の根のレベルでアメリカや西洋各国の行動を正当化する素地が生まれるからです。

その主張は時代によって巧妙に変化し、かつてはニューエイジやヒッピーを扇動した団体に資金が提供されていたりしました。今も、活動家が資金を得て行動しています。それは表立っては様々な団体あるいは普通に企業活動をしつつそれらの行動をしていたりします。中心になって大勢を踊らせる一部のコアメンバーがいて、その周辺で、大多数の無知な人々が踊るのです。

今回も、スピリチュアルの界隈でトランプが救世主だとサポートしている人が大勢います。

確かに、そういう側面がないとも言えません。

私個人としてはトランプの活動に対して反対はそこまでしておりません。一方、積極的に賛成しているわけでもありません。時折、急な関税とか戦争とかで市場や世界を混乱させることに対して、むしろ私は迷惑を被っている面もあるわけで、とはいえ、トランプのやり方それに自体に対してはそこまで反対というわけではなく、と同時に、特に積極的に賛成しているわけでもありません。

それはアメリカや西洋各国でよくみた光景だからです。自分たちの行動を正当化し、正義だというために様々に宣伝をするのです。その表れとしてトランプが救世主だとする主張が出るのは、アメリカがヒーローを求めていてトランプがそれに合致したというだけのお話で、実際にトランプが救世主かどうかというよりも、救世主を求めるアメリカ国民の側が理想的な救世主の像をトランプに重ねて見ているという面も多分にあるわけです。

ですから、その主義主張に乗っかってトランプが救世主だとするスピリチュアル話が盛んだったとしても、そもそも救世主という思想モデルが定着していない日本など他の国にとってはピンとこないわけです。むしろ西洋のキリスト教の土壌があってこそ救世主というのが拝み奉られる存在になるのであり、日本からしたら、特にそのような土壌はない筈なのに何故か救世主としてトランプを賛美するような状況になっています。

前にも何度も書きましたが、トランプは誠実というよりも欲望に素直ということであり、それは、現代のアメリカの現状をそのまま反映していて、よって、アメリカ人にとっては素直で良い大統領であるわけです。

トランプは保守であり、その対抗軸となるアメリカのリベラルというのは自分たちは安全なところにいて多くの他者を見下したり庶民は秩序を持ってお金持ちに使役するよう自由にさせるというのが実際のところであると見ています。トランプというのは一般大衆の欲望を体現した存在であり、本来不可能である「アメリカ国民の全てが豊かになる」ことを夢見させることで指示を得ているわけです。

ですから、アメリカ国内での搾取体制を目指すリベラルと、アメリカ全体での豊かさを取り戻そうとするトランプ保守とではやり方が違ってくるのは当然であり、リベラルはアメリカ国内を二分してリベラルのお金持ちとそうではない庶民という階層にわけ、リベラルは綺麗事を言います。一方アメリカ保守はアメリカ全体の豊かさを求めるために世界の他の国から搾取しようとするのです。どっちもどっちかと思います。

そのアメリカ支配体制を支えるものとしてのトランプ救世主説であり、それはスピリチュアルの対面をとっているものの、実は、政治宣伝であり、スパイが暗躍しているということです。

お花畑のスピリチュアルの大勢はそんなことに気付かず、2次情報を拡散するのかと思います。

トランプが世界平和の一翼を担う、というのは、アメリカが力がありますからアメリカの行動如何で平和は左右される、という意味においては間違ってはおりません。それは一般的に当然のことかと思います。だからと言ってトランプが救世主かというと、そうではないと思います。ただ単にアメリカは自分たちアメリカの利益のため、欲望のために素直に行動しているだけだと思います。そのように素直という点においてはトランプは賞賛されます(皮肉です)。

前にも書きましたがトランプはミノタウロスのようなもので、神様と悪魔との合いの子、それは現代のリーダーとして普通の姿だと思います。それが救世主かというと疑問符がつきますが、現代のリーダーとしてはそういうものかと思います。

古来のリーダー、王は、国の行末を案じていました。それだけでなく、他の国との協調を考えていた王もいます。トランプはというとそういう側面がないとは言えませんが、どちらかというと今よくなることを考えているように思えます。

当初は関税にしても国内産業を盛んにするという長期的な意図があった筈です。それが短期的な利益と収支を重視する風潮と世論に押され、本来あるべき姿を忘れているように思います。救世主というには物足りない状況です。

誤解して頂きたくないのは、別に、トランプに反対しているわけではありません。白人というのはああいうものです。欲望に素直で、自分の思い通りになると思っている、高慢でいてずる賢い人たちです。そこに何かをいうよりは、あまり関与しないでいる方が幸せになるように思うのです。

救世主だと思うから、後で幻滅するのです。

そもそも、救世主を求める心こそが、弱い心の表れです。自分の足で立てば、別に、救世主を求めることもなくなります。アメリカの現状は、救世主を求めなければ自分というものがなくなってしまう、精神的に危うい状況を表していて、それ故に救世主として崇められていて、それがアメリカをかろうじて支えているわけです。

ですから、それを傍目から見てトランプが救世主だとか呑気に喜ぶのではなく、アメリカの危うい惨状を見て、将来、急に訪れるかもしれないアメリカの内部崩壊を危惧した方が良いかと思います。当面そういうことはないとしても、思想的な分断はアメリカ内部で進んでいるように思います。

アメリカ内部で起こる自浄作用

むしろ、トランプを救世主としてではなく、アメリカの自浄作用の現れであると理解した方がすっきりします。今までの保守政権やリベラル政権が欲望の限りを尽くして行ってきた危うい現実、隠された事実、それらを明らかにするためにトランプがいると見た方が、救世主としてみるよりよほど真実味があるように思います。それを救世主だと言えばそう言えるかもしれませんが、一部の人を具体的に酷い状況から救うことはあってもそれがそのまま大多数を救うということにはならず、精神的に救うことはあっても物理的・経済的に救うことはあまりないように思えます。

そういうくらいの比喩的な意味であれば救世主と言ってもさほど問題はないかもしれませんが、本当に救世主かというと、そうではないように思います。

トピック: スピリチュアル