スピリチュアルで引き寄せを試みても大抵は効果がない

2022-12-27 記載
トピック:スピリチュアル: 瞑想録

アナハタ・チャクラ(ハート・チャクラ)が目覚めるまでは現実を作り出す力は弱く、スピリチュアルで流行りの引き寄せの法則を試みてもほとんど効果がないか、あるいは、ネガティブな現実を引き寄せるのがせいぜいだと思いますから、行わないほうが良いと思います。

この種の現実創造・願望の実現のセミナーや書籍は大層人気があって、それができない、しない方が良い、という現実をわかるとスピリチュアルや占いに引き寄せられていた人が幻滅しますけど、実のところそれが真実なのです。

スピリチュアルとかどうこう言うお話の前に、現実をまずしっかりと生きることができて仕事もしっかりやって、家庭があるなら家庭をも世話した上で、それに加えて更なる幸福を実現するためにスピリチュアルがあるのであって、仕事もできないし日常もまともに過ごすことができないのにスピリチュアル、というのは本筋ではないのです。

とは言いましても、宇宙からやってきた魂は地球の現実になかなか適応できなくて発達障害になったり仕事に適応できなくて苦しんでいたりしますけど、そういう宇宙系のお話は確かにあって、宇宙からやってきてなかなか三次元の生活に適応できないというお話は割と普通にあるわけで、それはそれで別の対策が必要だったりしますけど、そうは言いましても、地球で生まれて地球に根ざした魂がほとんどなわけですから、普通の地球の魂さんたちは、仕事や日常をしっかりやる、というのが基本にあるわけで、スピリチュアルどうこうは、その後のお話な訳です。現実や仕事よりもスピリチュアルが先に来るというのは宇宙系や高次元から降りてきたばかりの人のお話であって、大抵の人には関係がないことなわけです。

そのように仕事も日常生活もしっかりとやった上で、ヨーガでいうところのアナハタが目覚めると現実創造ができるようになるわけですが、その時、高次の世界というのは善悪がありませんので、願ったものが良いものであれ悪いものであれ何でも実現してしまいます。どうやらそのように人々が好き勝手願った結果、地球の、特に死後の世界に地獄が創造されたりもしたわけで、創造の力というのは注意深く使用する必要があるわけですけど、それなりに人生の経験がないと意図しない現実あるいは好ましくない現実を創造してしまうわけです。

アナハタが目覚めるくらいになりますとそれなりに幸福感も出てきて人生も充実してくるわけですけど、それに加えて自分が「正しく」願うことによって現実が創造されていきます。

■現実創造より、身近な人との関係を大切にすべき

高次の存在あるいは宇宙の存在は上位のチャクラあるいはオーラが優勢で三次元的な下位のチャクラあるいはグラウンディングが弱く、高次の意識で願っても具体性に欠けていてふわっとしています。一方、グラウンディングがしっかりしていて、それに加えて高次の意識もあると、高次から具体的なところまで一貫した現実を作り出すことができます。キリストの言う三位一体ですね。そのようにしっかりとした現実を作り出すためには高次の意識に加えてグラウンディングも強くないといけなくて、そうなると、必ずしも高次の存在だけで現実は作れなくて、高次とこの三次元の現実とを繋ぐ存在が重要になってくるわけです。そうして初めて具体的な好ましい現実を作り出すことができます。

ですから、行うべきはまずアナハタが目覚めるくらいにまで精神的修行を行うことが第一なわけです。そうでなくても様々な手法や術があって一時的な現実創造というものができたりもしますけど、術に頼った現実創造というものはなかなか大変でスムーズとは言い難く、歪みを生じさせるものです。そうして歪みが伝播し、誰かがその重荷を引き受けたりして不幸になったりもしますので、歪んだ術はお勧めしません。

それよりも、普通に精神修行をして、そこまで現実創造を求めたりせずとも自然に現実が作られてゆくのが理想であります。何度も言いますけど、人というものは関係性が大切で、一つの人生で誰かを助ければそれが恩になって、その人生では与えっぱなしの人生になるかもしれませんけど、次の人生あるいはいつかどこかで助けてくれる、ということが起こるのです。

ただ、不道徳な人が搾取とか貰いっぱなしとか騙してくる、ということは普通にありますので、ライトワーカーはそういう人の見分けが苦手ですぐに騙されるわけですけど、奉仕が無駄にならないためにもそういう人は避ける必要があるわけで、搾取してくる人が共通して見せる「ニヤリとする表情」を見逃してはいけなくてその表情を見た瞬間に全力で離れる必要があるわけですけど、そういうのを避けた上で、誠実な人を見つけさえすれば関係性が何代にもわたって続き、そうなると、特別に現実創造とかで自分の幸福を引き寄せる必要すらなしに自然に周囲が助けてくれて人生の全てがうまくまわり、幸せになってゆきます。

その基本は夫婦の関係性で、今の世の中は対等だとかギブアンドテイクだとか言われていますけど、一方的に与えるだけの関係でも実のところ全く問題がないのです。例えば、その人生で夫から何もかも与えられるがままに幸せに過ごした妻が、死後にあの世から助けてくれる、とか、あるいは、次の人生でずっと支えてくれる、というようなことも普通に起こるのです。ですから、基本は、信用できる相手を見つけて、奉仕することです。そうすることで人生は幸せなものになりますから、特別に現実創造だとかそういうことを言わずとも人生は自然に良いものになるわけで、それが基本にあって、それでも時々不幸や避けるべきことは起こりますから、時々は現実創造を意図する、というくらいで十分なわけです。

今の人生が苦しくても、まずは奉仕をして、何代にも渡って助け合って行けるような誠実な人を探すことです。それが基本になるわけです。