内なる空間と外の空間を陰陽図の回転で合一させる

2022-12-22 記載
トピック:スピリチュアル: 瞑想録

陰陽図のように内なる空間と外の空間を渦巻きをさせながら合一させます。陰陽図そのものではないにせよ、イメージとしてはそのようなぐるぐる巻きの回転するエネルギーによって内なる空間と、外の空間を合一させるわけです。

これは、よくスピリチュアルで外の空間を感じるとか外に広がる、みたいなお話があって、それと似てはいますけど、実際には、広がる、と言うよりも、内なる空間と外の空間とが陰陽図のような渦巻きのエネルギーによって合一される、というお話なのではないかと思います。(補足しますと、この陰陽は善悪のことではなくて、単にエネルギーの違いでしかありません。)

内なる空間しかなかった頃はその境目もよくわからなくて、実際、世界は内なる空間が全てだったわけですけれども、実際には外の空間も(一見すると)存在していて、外の空間は実在ではあるものの、今までは、内と外とが分かれていなかったわけです。これはちょっと分かりにくいお話かもしれませんけど、人は、自分の心を外に投射して生きているのが普通の状態なわけです。自分の心が穏やかであれば他人も穏やかに見えますし、自分の中に葛藤があれば他人が怒ってるあるいは自分を罵っているかのように見えてしまいます。他人及び周囲の環境というのは自分の心の鏡なわけで、周囲に対して思うことは自分の心の姿だったりするわけです。それが基本にあるからして、実は、スピリチュアルで瞑想がそれなりに進むまでは、自分というものと周囲の環境が分かれていなくて、自分の認知が外に投影されているわけです。

瞑想が進んだとしても基本的にはそれに変わりはないのですけど、更に自覚的になることができます。他者に対して思うことのうち、どの部分が自分の心の投射で、どの部分が相手なのか、区別がつくようになります。

ここで、内なる空間と外の空間を合一させる、と言っているのは、この投射のことではなくて、区別がつくようになった後に内なる空間と外の空間を合一させる、という意味なわけです。投射はただ単に投射しているだけで、自分の心の認知が浄化されていないがゆえに認知の上に自分の心が霧や雲のように乗ってしまっていて他者をきちんと認知できない、という状態なわけですけど、そのことを言っているわけではなくて、認知がクリアになってきて物事を明確に認識できるようになった後に、明確に認知したものを初めは外の空間と認識するわけですけれども、実はそれすらも内なる空間と外の空間とが(そもそも)合一である、ということを認識してゆくわけです。

では、こうすることで一体、何が嬉しいことがあるのかというと、いわゆるワンネスというものを深めてゆく、という効果があります。更には、認知を深めて、よりはっきりと対象を理解することができるようになります。

スピリチュアルで宇宙を感じるとかそういうお話は時折聞くわけですけれども、それは一飛びにはできなくて、この、基本的なところである内なる空間と外の空間を陰陽図のような螺旋状の回転エネルギーによって合一させてゆく、ということが根本の基本にあるように思います。