想像力、そして、認知の共有(時に押し付け)により、真実が覆い隠されてしまっているのです。
例えば、世界をどのように見るのか、と言うのはまさにこの認知が影響してきます。物事をありのままに見ることができる人は稀で、大抵の場合、自らの認知のフィルターを通して世界を見ています。いわゆる「悟り」とは、このフィルターを取り外すことができた人の状態を言うのです。ですから、大抵の普通の人はフィルターを通して世界を見ているのであって、そちらの方が普通であると言えます。
さて、それは天使であってもそう言うことがあると言えます。何故に天使か・・・? と言いますと、ここで一つ紹介しておきたい、一つの音楽があります。その音楽により、真実が覆い隠されるとはどのようなものなのか、その有り様を少しは理解できるかも知れません。その音楽が作られたのは、遥か過去、天使界において大戦争が起こった時のことです。元々、天使は天使でした。それが、善と悪に分かれて戦いが起きたのです。
その時、まるで天が割れるかのような衝撃を全ての天使が受け、そして、まるでこの世が終りかのような圧迫感を天使たちは感じていました。
その中心にいたのはルシファーです。
実のところ、ルシファーは、それでも、ただ遊んでいただけでした。
その一方で、多くの天使たちはとてつもない重圧とこの世の終りかのような絶望感に苛まれていたのです。
その当時に天使界の作曲家が作成し、その後も演奏され続けている音楽があります。そして、その音楽そのものではないですが、その音楽からインスピレーションを受けた音楽がここ日本にあります。音楽というよりゲームのBGMではあるのですが、シルバーガンというシューティングゲームの音楽は天使の戦争の時の記憶を呼び覚ます音楽であるのです。
この音楽自体は普通の人が聞けば「かっこいい」とか「良いBGM」と思うくらいかもしれません。一方、天使が聞くと、それは、ある程度の確率で、天使界の戦争の記憶を呼び覚ますのです。そして同時に、自分が天使だったことを思い出すかもしれないのです。
あの時、自分は天使で戦争の時代を生きていた。そして、とてつもない重圧を感じていた・・・。その記憶が蘇り、自分が天使であることを自覚する可能性があるのです。
その種のお話は、実のところ、他者の記憶や認知の運搬です。
と同時に、当時、ほとんどの天使ですら、ルシファーを色眼鏡で見ていたということです。
ルシファーを誤解し、そして、怖い存在として認識していた。その時の天使界の絶望感を表したのがこの音楽なのです。
特に後の方の面で出てくる部分は、元々の、天使の作曲家がクライマックスとして作成した曲の感じをよく表しています。重圧感が、天使界の戦争の記憶と結びついているのです。
そのような記憶も、実のところ、目が曇っている、と言えなくもないのです。ですが、わかって認知しているのならば、それはそれで記憶を思い出す役にも立つのです。
そして思い出した天使たちがやがて自分たちの星へと帰るわけですが、帰る前に、まず思い出す必要があるわけです。その助けに音楽が役に立つこともありましょう。そしてそれは、ある意味、曇った記憶なのです。それでも、天使たちの助けになる、天使たちが自分のことを思い出すきっかけになったりするのです。
やがて天使たちは正しい見解を得て平和な心になり国(星)へ帰るでしょう。
そして多くの人々も見解を見直すのです。曇った見解を捨て、正しさを見るのです。そしてありのままを見て、清く生きることができるようになるでしょう。それはまだ先でしょうが、予見されていることです。