一般の人は、過去のタイムラインを覚えているなんて羨ましい、と思うかもしれません。前のタイムラインでの出来事を知らずに、今回の人生を普通に「幸せに」過ごすことができると言っても時に過言ではなかったりするのです。
一方、それを覚えている人の場合、前のタイムラインで中良かったり家族だったりした人と会っても、相手は覚えていないのです。それは、いわば悲哀を生み出すのです。
だって、悲しくありませんか。
自分は、相手のことを覚えている。そして、思い出もある。家族や愛している人であれば尚更そうです。しかし、相手は覚えていないのです。それは記憶喪失というわけでもなく、本当に覚えていないのです。自分だけが覚えている。もし自分がそうであったら、悲しくありませんか。そうは思いませんか。
でも、何故か、スピリチュアルにおいては他のタイムラインのことを記憶していたり多重世界のことをわかる人のことを羨ましがる風潮があります。確かに、お互いに多様なタイムラインの多重世界を認知できるのであれば良いでしょう。ですが、そういうことは稀です。大抵は今いるこの世界のことしかわからないのです。
それに、たまにそういうことを思い出す人あるいは記憶の残片が残っている人がいたとしても、大抵の場合、それは未来予知あるいは実現しなかった予感として処理します。そういう風になる気がしたけど、ならなかった、あるいは、未来にそういうことがあるかもしれない、と、そのように考えるのです。
他のタイムラインでの出来事であると認知している人は稀なように思います。
未来予知というのはありますけどそれと過去の別のタイムラインの記憶とは明確に違いがあって、大抵の場合は未来予知ではなく過去のタイムラインの記憶あるいは他の人から伝えられたテレパシーをそのように予知として捉えているように思うのです。
私の見たところ、過去の別のタイムラインを覚えている人はほとんどいません。と言いますか、もしかしたら、自分以外はそのようになるよう、うまくこの世の中は成り立っているのかもしれません。
他の可能性としては、その可能性を認知していたとしても、他の人にそれを話す人はとても少ない、ということかもしれません。これも有り得ます。
・認知している人
・認知していない人
にまず分けられ、次に
・認知しているが他の人に喋らない人
・認知しており他の人に喋る人
・予感・予想と解釈している人
・認知していない人
と分けられるわけです。
例えば、他のタイムラインで家族になったとしても、相手は覚えていない、しかも、今回のタイムラインでは事情があってそのままくっつくことができず、しばらく離れて暮らす必要がある。そのように離れ離れになることの悲しさは想像を絶するものがあります。
人生はなかなか長いです。その間に色々なことがあります。
人間関係においても、親切にされたり、騙されたり、色々です。そして、タイムラインの記憶を保つ人にそれをした場合、その記憶は保たれるのです。そして、次のタイムラインにおいては最初から関係を変えてきたりします。例えば、他の前のタイムラインで謀略により貶められたとして、後程そのことが判明したとします。やり直したタイムラインにおいてはその記憶があるので、最初から対処するのです。記憶がある場合は、そうして問題を最初から回避します。
このような理由があって、相手を騙したり貶めたりするのは良くない、という面もありますが、この世界にいる大抵の人は前のタイムラインの記憶を覚えていないのであまり関係ないかもしれません。
基本的に、1回目の対処や判断は普通の人(記憶を保たない人)もそうでない人(記憶を保つ人)もそこまで変わるものでもありません。それは知識や判断力に依りますから、その人次第になるわけです。
一方、1回目で騙されたとして、騙された相手のことが良く理解できたのであれば次のタイムラインでは最初から離れて終わりですが、理解できない場合、それに対処する前に、まず「良く知る」というところから入ったりもします。2回目のタイムラインではその相手の懐深くに入り込んで、その人が本当はどういう人なのか、確認をするのです。考え方や、振る舞いなど、まずは知ろうとするわけです。そして、1回目に騙された相手を理解した後、もう十分だとして離れるのです。
・1回目に既に理解できた場合は2回目ですぐに対処する
・1回目に理解できなかった相手には2回目でより知ろうとし、その後、離れる
よくスピリチュアルで「理由があるから付き合い、理由がなくなれば離れる」みたいなお話がありますけど、事情はもっと複雑です。単に好き嫌いや興味でそれをやっているわけではなく、騙された相手のことを理解するためにそれを行なっているわけです。それは学びです。
結局は大したことではなかったりもするのですが、とにかく、「人を騙す」ということが理解できないので、こういう作業が必要になるのです。どうして人を騙せるのか? という根本のところが理解できないため、つい騙されてしまうのです。そして、騙す方からしたら「自分が同意したのでしょう」というような、詐欺師がよく言うセリフを言ったりします。この辺り、前に書きましたカルマと条約のお話にも通じてきます。相手に何がしかを同意させて、カルマを押し付けることを詐欺師は行うのです。そして、押し付けたカルマを鍵にして利益を引き出すのです。
ですから、心はワンネスでも態度としては賢く拒否する、という態度を第一にすべきなわけです。
過去のタイムラインを覚えている人の場合、このように前回の記憶を元に対処したりします。
前回のタイムラインでうまくしてやられて利益を引き出された相手に対処するべく対処したり、はたまた、前のタイムラインで仲良かった人と再会しても相手が覚えていなかったりして悲しくなったりもします。
ですから、多くの人が前のタイムラインのことを覚えていなくて楽しく暮らしているのは、それはそれで幸せかもしれません。