人の縁は、ときどき不自然なほど都合よくつながることがあります。 まるで誰かが少しだけ背中を押しているかのように。
ギリシャ神話のキューピッドなど、人の知らないところで神様が縁を結んでいるというお話はよく聞きます。昔話題になった守護霊のお話にしても、人が知らないところで守護霊が色々と気を使って調整しているというお話でした。
ただし、その縁が必ずしも“良い結果”になるとは限りません。 どこかで選択を間違えると、そのときの小さな違和感が、後になって効いてくることもあります。
それは神話の中だけの話とも言い切れません。 それが時にはこの地上の人間の営みにも影響を与えます。
それは大きなところから小さなところまで幅広いわけですが、ここでは、キューピッド的な人の縁を取り持つような神様あるいは天使のお遊びを例に取り上げたいと思います。
人の縁は、見えないところで静かに動かされているように感じることもあります。
例えば、キューピッドのような天使が良い縁を運んだとしか思えないような出来事もあります。はたまた、仕事においても良い縁を運んだと思われたこともありました。
まるで誰かが動かしているとしか思えないような状況があるのです。
その時、やることは簡単で、引き合わせた時にお互いの心にちょっと刺激を与えてその気にさせるのです。そうしたら、後は各人の自由で勝手にくっつきます。最初のきっかけを与えるのがキューピッドの役目です。物語ですと弓矢を持っていたりしますけど、実際は弓矢というわけでもなく、単に、当人を(相手を)愛するような気持ちで包んであげます。すると「あれ。私、この人のこと好きなのかな」と自分の中でストーリーを作り出します。そして最初は戸惑ったりもしますが、その気持ちを受け入れれば恋愛モードになるわけです。
神話ですとキューピッドはいたずら者で、時に面白い組み合わせを選んだりしますが、それもまた、現実にもそう言うことは起こります。
ここでいう天使は文字通りで、それは男性の天使のこともありますが女性の天使が様子を見た上で良い縁を運んでくれることもあるわけです。
近代で言うと必ずしも男女間のことだけでなくて、少し縁があって気にかけている人に対しては、仕事の斡旋や融通のようなこともしてあげていたりします。最近で言うと誰しもが結婚したいわけでもありませんので、そう言うことに興味が薄くて自分で生きていきたいという人に対しては、気楽で普通の生活ができる仕事をそれとなく紹介してあげるのです。
キューピッドのように縁を取り持つ働きは、恋愛だけでなく仕事にも及ぶことがあります。要は、気にかけている人がいたら、その人が幸せになるように融通仕上げているような存在がいるということです。それが時にはキューピッドのように恋の引き合わせ役になったりもすれば、仕事を融通してくれたりもするのです。
天使は一時的に現れて、ずっと見ているわけでもありません。一時的に財産や良い旦那を手に入れることもありますが、それはキューピッドが助けてくれた結果かもしれません。
人生の中で「あれ。どうしてこの人がまたここにいるのだろう」みたいな不思議な場面に時々遭遇すると思います。その時、実は天使がキューピッドになってくれているのかもしれません。
その助けた事例は割とあるのですけど、そうは言いましても最終的には当人の気持ち次第というのは、それはそうです。
仕事や財産など、与える時点では良かれと思って神様によって与えられたように見えることもあります。
ただし、その縁がそのまま続くとは限りません。キューピッドが引き合わせ、うまく合っているように見えた縁でも、あとから変わってしまうことがあります。
心持ちと同じように、財産もまた、ある日ふと変わってしまうことがあります。 何もなかったかのように。