ツインソウルが存在する場合としない場合

2025-06-19公開 (2025-05-16 記)
トピック:スピリチュアル: 瞑想録

世間でツインソウルが一時期話題になったことがありましたが、私はそのツインソウルの理論そのものには完全には同意しないものの、真実にかすっている部分がそれなりにあると思うのです。

まず、ツインソウルとは同じ出自である、という点です。自分というスピリット(いわゆる魂)が分霊として分かれ出た大元であるグループソウルあるいは人によってはハイヤーセルフと呼ぶ存在、その大元のグループソウルから出自を同じくした魂・スピリットは必ず存在します。そういう意味でツインソウルと呼ぶかどうかはともかくとして、魂の兄弟は存在するわけです。

ですが、それが世間で言われているように男女の組になって恋愛や結婚対象になるかというと、そういうことよりも更に強い結びつきとなり、恋愛や結婚という形式はあまり取らないように思うのです。血の繋がりはないのに信頼したり、任せたり、あるいは、かまったりするわけです。それは恋愛などの憧れを遙かに超えた存在であり、恋愛はある程度の盲目さと情熱がなければなかなかできませんけど、それよりも強い繋がりになり、家族にはなり得ても、普通の恋愛や結婚にはなかなかなりにくいように思うのです。

そもそも、ツインソウルという形式で必ず出るわけでもなく、そうして2つの別の存在としてスピリットが分離するのは、そこには目的があるわけです。その目的が大したお話でない場合もありますが、何かの使命を持って存在している場合もあります。そのような場合には使命が優先ですから、恋愛とかは二の次になるわけです。

ツインソウルという形式を取る顕著な例としては、1人が肉体を持って転生し、もう1人は転生せずにスピリットのままもう1人の肉体の人生を導く、という手法が取られることがあります。これは多くの場合でそうだと思うのですが、必ずそうではないように思います。すいません、もしかしたら必ずそうなのかもしれませんが、目的を脱して彷徨っているスピリットも大勢いますので、そのように目的を見失ったスピリットの場合は転生したとしても、ツインソウルの片割れのもう1人のスピリットがついているとは限らないように思うのです。

そもそも、大元たるグループソウルからすれば2つである必要はなく、3つ4つなど必要なだけ分霊を作り出すことができますし、そうしてツインソウルという概念に囚われるよりは、単純に、目的の遂行のために、いわば使命のために、グループソウルがそのミッションのために何人を派遣しているか、ということなのです。そしてその一部は肉体を持って転生して、その一部はスピリットのまま導く役目を帯びているのです。ですからツインソウルとかいう2つという概念に囚われずに、チームとしてミッションをこなしている、というのが正解なのです。

そして、チームを構成するときは、地上での派遣部隊と、スピリットで導く部隊とがいるわけです。スピリットの方は時にガイドとも呼ばれ、必ずしも1人とは限りませんが概ね1人の地上の転生者には1人のスピリットがガイドとしてつく場合が多いようです。それはチームでありますから実は1人ではないにせよ、わかりやすい像を造ってガイドとして導く、ということも行われています。

希に、元々の目的を見失って地上の輪廻を繰り返しているスピリットがいます。そのような魂は本当の目的に立ち返るまで、基本的には放置されることが多いようです。そして人生に満足したら昇天して天上を更に抜けて上昇し、グループソウルのところへと帰って行きます。

ですから、ミッションがある魂であればガイドたるスピリットが複数いて、導かれているわけです。

そして、ミッションが終わった後、地上への転生者は死後にそのスピリットがグループソウルにまで戻ろうとするわけですが、地上の重い生活を繰り返していると完全には戻ることができず、純粋な部分だけ例えば50%やら60%だけが昇天してグループソウルに戻り、残りの部分は地上に転生して癒やしと遊びの人生を何度も繰り返すのです。そして人生に満足すると昇天してグループソウルに戻りますが、そうして昇天できずに地上を何度も彷徨っている魂の場合はそこまでグループソウルから構ってもらえるわけでもなく、ある程度の観察はされども、基本的には転生のループが終わるまで放置されるわけです。この場合、ガイドがいるにはいるもののあまり関与はなく、転生のループが終わるに任せられるわけです。

よって、使命があって転生している場合はチームとしてのスピリットの強力な加護があり、ミッション後に昇天できた部分はグループソウルに帰って合一するが昇天できなかった部分は地上の転生を繰り返し、その場合はチームとしてのスピリットの強力な加護はなく観察と導きだけがあるのです。

ですから、いわゆるツインソウルとして現れる可能性があるのは、生きて転生した肉体を持った人とスピリット、という組み合わせが多いのであり、その場合、恋愛などには当然ならないのです。この場合、関係性としてはどちらも自分ですから信頼感においてもその理解力においても、まさに自分自身でありますから全てお見通しで、導くにせよ何にせよ、的確に行われるわけです。

一方、肉体を持った人が2人、同じグループソウルから出るというのは、そういう場合ももちろんありますが、多くの場合はそれぞれのミッション・使命を持っているわけで、恋愛のためではないことがほとんどのように思います。

2025年6月の瞑想録(次の記事)