デフレと不動産価格上昇は分かち合い社会への資金石

2023-12-19公開 (2023-08-19 記載)
トピック:スピリチュアル: 歴史

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太平洋沿岸の日本共栄圏には分かち合いと自由があった 〜 繁栄と破滅、そして今の世界へ繋がる希望の物語 〜 [電子書籍版]

とあるパラレルワールドにおいて、一つの理想形としての「分かち合い」社会がどのようなもので、どのように破滅したのかの流れを大まかに追っていきたいと思います。その世界では日本を中心として太平洋沿岸の地域を包括した共栄圏が存在しており、分かち合いが実現されていて、人々は幸せに暮らしていました。共栄圏がどのような経緯で生まれ、そして、やがては凍結状態になるに至ったのか、その経緯を見ていきたいと思います。


▪️分かち合い社会になるパターンお金が有り余ったとき、お金以外の価値が上昇します。経済学ではそのような時は物価が上昇して賃金と均衡することになっていますが、分かち合い社会に入るためには経済学の理屈から逸脱して、お金がまず有り余る状況になってから価格が均一あるいはデフレが継続して、お金の重要性が下がることによりお金以外の価値が上昇し、このとき、お金が有り余っているからと言って人々が仕事を辞めずに他の人のために仕事を継続するならば分かち合い社会が実現します。分かち合いの社会になると言うことはお金のために働く人が皆無になるということであり、その時、お金の価値が下がって「(人そのものの)信用」の価値が上昇します。この時、当然、インフラなど生活に必要な職業で働く人は必ず必要で、人々がお金が有り余っていたとしても仕事を続けてくれるなら分かち合いの社会が実現するわけです。昨今の価値観でいくとお金というものが全てでお金さえあれば遊んでも良いし何をしても良い・・・ ということに一応はなっていますが、分かち合い社会に入ることができるかどうかは、お金以外のものに価値を見出して人々が仕事を続けるかどうかにかかっているわけです。人々が仕事を続ける理由としては・名誉・それなりのサービスを受けるために自身の職業・地位が必要になる(お金以外の価値が上昇する)現状のようにお金でそれなりのサービスを受けられる社会が継続しつつも、次第に、お金によって得られるものが均一化していき、お金以外によって得られるものが増える社会になるわけです。お金の価値が下がることにより、お金を持っていても無礼な(粋ではない)人はサービスを断られるような状況も増えますので礼儀を身につけるために人格を磨く重要性が増します。▪️既存の経済社会が継続するパターン一方、お金があるからと言って仕事を辞めてしまって遊んでしまうのであれば経済学の理屈に従って賃金と価格のバランスが整い、物価が上昇して賃金もそれに見合うだけの「ギリギリ賃金が足りている」というところで賃金と価格が均衡し、人々は今までのように日々の生活のためにお金を稼ぐ、という生活を続けざるを得なくなります。この場合、現状の世界が継続します。実際には、どちらか極端ではなく、中間の状態が数世代は続くでしょう。お金が有り余る状況が数世代続いた時、皆が十分にお金を持っているけれども他人のために仕事を続けるならば社会は回ります。お金の重要性が下がるわけです。分かち合い社会になれば、衣食住のうち衣食に関してはただ同然の安い価格で手に入るようになり、住については賃貸は一般的な住居であればとても安くなります。これは昨今、日本で既に生活必需品に関してはデフレになっていてかなりのものは安く手に入る状況に似ています。一方、不動産は極端な上昇を見せています。お金が有り余る時、不動産を所有する価格は無限に向かって発散(極端な上昇)をします。不動産を所持する負担が増えることにより個人所有が減って不動産は国あるいは税金がかからない団体の所有物となる場合が増える可能性もありますが、誰が持つかは些細なことで、肝心なところは、不動産価格が極端に上昇するということです。税金のかからない団体が継続して持ち続けるか、あるいは、売却益(キャピタルゲイン)目当ての投資が続いて半永久的に上昇を続ける可能性もあります。いずれにしても普通の人が不動産を買えない状況になります。こうなりますと、不動産はお金持ちの間だけの取引材料となり、不動産価格と家賃との間に乖離が生じ、家賃収入の利回りはとても低くなります。ただ、この辺り、田舎はさほど変化がないかもしれません。おそらく、この状況は一時的なもので、数世代を過ぎれば不動産の所有者はほぼ ......続きは書籍でお読みください