インナーチャイルドは自我(エゴ)そのもの

2022-10-18 記載
トピック:スピリチュアル: 瞑想録

スピリチュアルではインナーチャイルドのお話が時々出てきて、なんとなくふんわりと「インナーチャイルドの傷を癒しましょう」みたいに言われていたりしていますが、説明もそこまでなかったりしますので様々に解釈可能で、わかるようでいてよくわからないスピ用語の1つかと思います。

単語でチャイルドと言っていますし、幼少期の傷あるいはトラウマのことを言っているように解釈されたりもしますけど、実際、これは自我(エゴ)そのものというのが元々の意味だと思うのです。ただ、その後、様々な人が解釈するうちに色々な意味とニュアンスが付け加えられたように思いますけど、元々の意味としてはそうだと思うのです。

癒すというからには行動の主体(主語、誰がそれを行うのか)が必要で、誰が癒すのか、という点ですけど、本来の意味からしたら、ハイヤーセルフが自我(エゴ)を癒すのです。それはエゴがハイヤーセルフに吸収されることでもあり、見方と表現の違いだけで、同じことな訳です。

ですけど、元々の文脈を読んだだけでは主語(主体、誰が行うのか)がわかるようでいてわからなくて、普通に読むと(ハイヤーセルフが癒すという解釈よりも)「心が癒す」「私が癒す」、あるいは「気持ちが癒す」「情で癒す」「愛で癒す」など、様々な解釈になるかと思います。それはそれで一面を示していて間違いではなくて、正しいと言えば正しいのですけど主体ではないものが答えになってしまっていたりして、主体としてはハイヤーセルフが癒すのです。

まだ自分がハイヤーセルフだという自覚がそこまでなくてもハイヤーセルフの意識は元々誰しもが持っていてそれ相応に自我(エゴ)を癒すことはできます。ただ、主体がハイヤーセルフということは、それなりにハイヤーセルフの意識に目覚めていないとこの自覚は現れないということです。その自覚とエネルギーの量・強さの違いはありますが、一応、誰しもが自我(エゴ)を癒すことができるわけです。

ですから、もしインナーチャイルドのお話がスピリチュアルで出てきたら「ハイヤーセルフが自我(エゴ、インナーチャイルド)を癒す」お話だと解釈すれば基本的には良い訳です。現在は流派や人によってニュアンスが多様になってきていますけど、基本はそれな訳です。