光が胸から湧き出てくる感覚とムーラダーラの活性化

2019-09-08 記載
トピック:スピリチュアル: ヨーガ

■ハイヤーセルフに「見られている」感覚
早朝の瞑想を終えて食事を済ませた後、ハイヤーセルフに「見られている」感覚が10秒ほど続きました。その感覚がある間は、私の顕在意識とハイヤーセルフの意識がその間だけ一緒になり、ハイヤーセルフの意識が私の中に流れ込んできます。

これは、度々起こってきたことで、「あ、また来た」と言う感じでした。

時間的に短かったのであまり読み取れませんでしたが、そろそろ何かある、と言う感じは受けました。タイミングを見計らっているような感じでした。

■光が胸から湧き出てくる感覚
その後、9時頃に瞑想していると胸がまるで、泉の底から透明な水が湧き出てくるような感覚になってきて、何度か波を感じる度に閉じている目の下の方が明るく満たされた感覚がありました。

湧き出てくる感覚は、視覚的には「光」ですが、光が出ようとしているのに何かに邪魔されて出てこれなくて、少しづつ出てきている感覚でした。

ちょっと他に例えが見つからないのですが、吐き気がして吐きそうになる感覚とちょっと似ているのですが、吐き気の場合は悪いものを出すために吐くわけですけれども、今回の場合は、出てこようとしているのは光で、光が中から押し出そうとしていて、途中に何か淀みあるいは蓋のようなものがあって、それが吐く感覚のようなものとして認識されていました。基本的には光ではあるのですが、その光の性質に、何かドロドロとした吐き気のあるものが含まれている感じがしました。

そうして光が溢れてきて、やがて、意識が朦朧としてきて、横になりたくなったので瞑想の胡座の状態を終えて、リクライニングチェアに横たわりました。

■ムーラダーラの活性化
リクライニングチェアに横たわったら、更に意識が朦朧としてきて、半覚醒の状態で軽い眠りの状態になりました。体全体が朦朧としたオーラに包まれて、意識がはっきりとしません。そのまま横になって様子を見ていましたが、やがて眠ってしまいました。

しばらくして、約1時間くらい経ったでしょうか。外に台風の強い雨が降り始めたことにより音に気が付いて起きました。その時、意識が回復しつつありましたが、夢で、何か本を読んでいました。そこに人名が二つくらい出ていましたが、すぐに忘れてしまいました。

まだ体が朦朧としたオーラに包まれており、ふと気がつくと、お尻の割れ目の少し右のお肉の部分の血液がドクドクと脈打って、そのお尻の脈打ちの鼓動の音がはっきりと聞こえてくるくらいでした。気が付いた時には既に右側が脈打っており、少しした後、左側もちょっとだけ波打って、最後に会陰に電気ショックのようなものが走りました。この時の会陰の感覚は、ピリッときたというか静電気でビリビリくる感覚。片側(上だったか下だったか)から始まって会陰全体が静電気を帯びた後、全体均一に静電気が消えてゆきました。

この時、お尻だけでなく背骨全体、特に腰とうなじ付近が血液の鼓動でドクドクと脈打っていて、いわゆるスシュムナに沿って活性化していることを感じました。

やがて、体全体を包んでいた朦朧としたオーラが抜けてきて、意識が戻ってきました。血液の脈動も治ってゆきました。

この血液の感覚は何度かあって、最初のクンダリーニ活性化の時は腰の後ろの少し下寄りのところの血液が脈打って、次にアナハタ優勢になる時にうなじ下のあたりが同様に血液が脈打ちましたので、感覚的に同じような感じでした。ただ、私が寝ていて気付かなかっただけなのかもしれませんけど、時間的にはそれら過去の2回に比べると短かったような感じです。

おそらくはこれはムーラダーラなのかな、と判断しました。今回は直感でそう言われたわけではありませんが、場所的にそういうことかなと判断しております。既にムーラダーラは活性化されていたと思っていましたが、どうやらそうでもなかったようです。

どうやら私の場合、最初のクンダリーニ活性化でスワディスタナが活性化し、やがてマニプラが活性化し、次にアナハタ優勢になったようです。

クンダリーニってムーラダーラに眠っていると世間では言われているのでムーラダーラが活性化したのかと思っておりましたが、どうもそうでもなかったようです。一説によりますと、以前にブラフマ・グランティについて考察しましたように、古代においてはクンダリーニはスワディスタナに眠っていた、という記述もありますし、クンダリーニが背骨の一番下の尾骨あたりに眠っているとするとそれは今のスワディスタナに眠っている、というのが解釈として一番しっくりきます。であれば、最初のクンダリーニでスワディスタナが活性化したと解釈するのが良さそうです。

ですので、私の場合はスワディスタナ→マニプラ→アナハタとヴィシュッダ(少し)→ムーラダーラ、という順番で活性化してきているのかもしれません。

そう言えば、先日の「癒しフェア」のカウンセリング でチャクラを見てもらいましたところ、ムーラダーラとアジナとサハスララがまだ活性化していない、と言われましたので、アジナとサハスララはそうかなと思っておりましたので納得したのですがムーラダーラはどういうことでしょう??? と思っていましたが、今回のことでそれが腑に落ちました。

次はアジナかな、と思っておりましたが、その前にムーラダーラが来たのは意外でした。

■ムーラダーラは「地」、「におい」
ムーラダーラが活性化した後、匂いに敏感になって、部屋の不快な泥のような感覚が気になるようになりました。本山博はこれに関連した以下のように述べられています。

古来からのヨーガ経典によると、ムーラダーラは地の原理に属するといわれています。この地の原理の属性は「におい」です。したがって、ムーラダーラ、地、におい、においの器官である鼻は、たがいに関係しているのです。「密教ヨーガ(本山博著)」

いやはや、今朝までは部屋の匂いなんて気になりませんでしたのに、今はどうも部屋の匂いが気になってしまいます。もともと部屋にはお香を焚いたりアロマオイルを匂わせたりはしていたのですがずっとしているわけでもありませんので、これから消費量が増えそうです。

まあ、気になるのは今だけで、そのうち慣れるのかもしれませんけど。
変な匂いに今まで以上に敏感になってしまい、自分の部屋の匂いでちょっと気分が悪くなりかけています。これはまずいです。アロマでも焚きます。とりあえずルームスプレーでなんとかしますかね。

今までもいい匂いが好きではありましたけど、生理的にここまで変わってしまうとは思いませんでした。

■味
匂いだけでなく、何か味のようなものも感じます。あまりいい味ではないです。粘土か泥、それもちょっと腐っているヘドロを舐めたか嗅いだような感覚です。それほどきつくはなくて軽く臭って味覚を感じるだけなのが救いです。これって、都会の臭気を感じているということなのか、あるいは、部屋の問題か、あるいは、立地の問題でしょうか。確かに幹線道路から数百メートルの場所ですし都会の中ですし、1階は特に夏はちょっとジメジメしていて臭気がする時もありますけど私の住んでいるのは3階なので今までそれほど気にはならなかったのですが、今回のことで感覚が鋭くなってきたのかもしれません。場所を変えて感覚を観察しつつ、何が問題なのかぼちぼち探っていくつもりです。

■足の感覚が鋭くなった
意識が回復した後にリクライニングチェアから立ち上がって歩いてみると、気持ち、足の感覚が鋭くなっているような感じを受けました。気のせいかもしれませんけど、ちょっとした違いがあります。瞑想とかで足を組むと足の皮膚とか爪とかが敏感になって感じられて、ちょっと気になる感じです。慣れの問題ですぐに問題なくなると良いのですが。普段の生活で以前は足はほぼ無意識で動かしていたのですが、細かな感覚がより感じられるようになりました。ちょっと動くだけでも足の細かな動きの感覚がわかります。

他の人はもともとこんな感じで、私が感じていなかっただけなのでしょうかね・・・??? 肉体労働者とかはムーラダーラがすごく活性化しているような気もします。

■手の感覚
足だけでなく、手の感覚も少し敏感になったような気もします。手の方は足ほどの違いはありませんけど、基本的な感覚で何かちょっと変化したような気がします。体全体の気付きの力の上昇とでも言うのでしょうか。

■頭の感覚
頭の中の感覚を見ると、いわゆるオーラが揺れずに安定するようになったような気が致します。今までは、思考というかオーラが揺れると逆方向に振り子のように戻るのが割と普通でしたが、オーラが揺れるというか少し動いたら、逆方向に振り子のように戻らずにそのままの場所で活動停止というかオーラが定着する、というような違いがあります。オーラがブワッと薄く発散していたものがヨーガをするにつれて少しづつ粘りっけというかしっかりしたものに変わりつつあって、今回のムーラダーラ活性化によって更に(オーラの?)定着力が上昇したような気が致します。このことをグラウンディングというのであればネーミングセンス的に「なるほどね」という感じも致します。すごく良い名前で、実態を表しています。

オーラが揺れ動かないので、思考も揺れにくくなってきました。これもいわゆるグラウンディング効果の一つですね。これによって、瞑想も更に安定するようになりました。

■ムーラダーラとアジナは直結している
本山博先生がスワミ・サッチャナンダの言説を「密教ヨーガ(本山博著)」で引用されているのですが、そこには以下のようにあります。

アジナチャクラは、ムーラダーラチャクラと直結していて、一方で生じたどんな変化も、必ず他方に生ずるといわれます。「密教ヨーガ(本山博著)」

ムーラダーラはアジナと直結しているのは、きっとそうかな、という感じがします。というのは、ムーラダーラの今回の経験の後、後頭部のあたりの感覚がよりはっきりしてきたからです。だからと言ってすぐにアジナで何かがあるわけでもありませんけど、まあ、一つづつ越えていけばいいのかなという感じです。

■胸から出てきた光に淀んだものが含まれていのは、きっとムーラダーラだから
ハートからの光と淀んだ泥は別物として認識されていましたけど、出てくるところはハートあたりで一緒でした。泥はムーラダーラに関係していると感覚的にそう思いましたけれども、出てきたところはハート(アナハタ)でした。不思議です。

時系列から言ってもこの胸からの光と淀んだ泥が出てきたのとその後のお尻あたりの血液の脈動とが数時間以内に続けて起こったことですので、関係があると推測できます。まず最初に光と淀んだ泥が出てきて、その後、お尻あたりの血液の脈動が起きました。

現象的には胸のハートのアナハタチャクラとムーラダーラのことは一見別物ですけれども、アナハタは全てのチャクラを司る、いわゆる「統合されたチャクラ」として全てのチャクラを飲み込むと一部では言われていますので、今日の主な活性化ポイントがムーラダーラだとしてもそれに反応してアナハタがそんな感じで呼応するのは、あり得るのかなと思っております。まあ、なんとなく、のお話ですけどね。仮説です。あるいは、頭からみてハートとムーラダーラが重なって知覚された、という可能性もありますけど。あるいは、ムーラダーラからハートに登って知覚された、とか。

■ムーラダーラとカルマ
ムーラダーラには過去全ての人生のカルマが眠っていると言います。本山博先生は以下のように言います。

ムーラダーラの内に眠っているクンダリニー、すなわち個人のなかのムーラプラクリティ(自然の根源力)がヨーガの行によって目覚めると、ちょうど地震によって、地下から多くのものが地表にあらわれでてくるように、人間存在の無意識の領域から、それについては人間意識は何も知らない無数のものが爆発的にどっと現われでてきます。その中には、ムーラダーラの無意識の海の中に、種子の状態で貯えられている何生もの前世のカルマ(因縁)も含まれています。これらの前世のカルマを、私たちはふつうコントロールすることができません。それで、このカルマのコントロールが可能となるアジナチャクラを、まず目覚めさせることが肝要になるわけです。「密教ヨーガ(本山博著)」

確かに、私の場合はアジナは動いていないものの少なくともアナハタ優勢になってからムーラダーラが動き出したのでよかったものの、いきなりムーラダーラが動き出したらこれに飲み込まれてしまっても不思議はないような気が致します。

であれば、下手にヨーガを修行して人生を狂わせる場合があるのもよく理解できます。

■硬い感覚
このムーラダーラ活性化の翌日から、急に以下2箇所に「硬い感覚」が現れました。

・眉間 → 集中しなくても何かがある感じです。
・ハート(アナハタ)とおへそ(マニプラ)の中間点 → 時々、筋肉が痙攣します。

片方だけなら普通の病気かもしれないと疑うところですが、ムーラダーラの翌日から2箇所同時に変化したので病気ではなくてヨーガ関係の何かのように思います。あまり聞いたことありませんけど。

何でしょうね。

続き: ムーラダーラ活性化による瞑想の変化


■時系列
以前に書いたものに追記しておきます。

  • 2015年1月 インドのアシュラムで生まれて初めてのヨガ 2週間 合宿。その後しばらくブランク。
  • 2016年10月 日本の近所でヨガ再開。1週間ごと1回90分
  • 2017年8月 ヨガの頻度を上げ、ほぼ毎日90分
  • 2017年10月 雑念が減ってくる。ようやくヨガをしている感じになってくる。ヘッドスタンドが短時間だがようやくできるようになる。
  • 2017年11月 ナーダ音が聞こえ始める。ヨガをほぼ毎日し始めてから約3ヶ月後
  • 2018年1月 第1回目のクンダリーニ体験。ムーラダーラの電気ショックと眉間の皮膚から数センチ離れた空中(アジナ・チャクラ?)でのエネルギーの爆発。ほんの少しのエネルギー。
  • 2018年11月 第2回目のクンダリーニ体験。マニプラ優勢になる。クンダリーニ本体はまだ上がっていない雰囲気。2つの光の筋が上がっただけ。仙骨か尾骨のあたりに熱を帯びて血液が激しく脈打つ。かなりポジティブになる。性欲がかなり解消されて自然な(努力のいらない)ブランマチャリア(禁欲、ブラフマチャリア)の達成(性欲10分の1)。睡眠時間の短縮。声が出しやすくなる。
  • 2019年7月 第3回目のクンダリーニ経験。アナハタ優勢になる。(五大要素の)「風(Air)」のエネルギーによる竜巻が腰から頭まで上昇。光の筋はなし。竜巻は頭の周囲で発散(頭上および前後左右に発散)。うなじの下(大椎?)に少しの熱を帯びて血液が脈打つ。ハートがジンジン。第2回目ほどの変化はなし。性欲が更に10分の1 (第2回目クンダリーニ以前と比べると100分の1)
  • 2019年9月 ムーラダーラの活性化。 足の気力が少し増加。足の感覚が少し敏感になる。手の感覚も足ほどではないが少し敏感になる。「におい」に敏感になる。「におい」だけで「味」も感じるようになる。淀んだ空気(の匂い?)が苦手になる。いわゆるグラウンディングの力が若干上昇。他人の淀んだオーラによる自分への悪影響が低下し、自立力が高まる。優勢なのは依然としてアナハタ。