統合されたチャクラと「半歩」(グランティ相当)

2019-07-10 記載
トピック:スピリチュアル: ヨーガ

[風のルンの竜巻の経験から5日後]

■フラワー・オブ・ライフに基づくグランティの解釈
スピリチュアル系の「フラワー・オブ・ライフ 第2巻(ドランヴァロ・メルキゼデク著)」では、おそらくグランティに相当するものを「半歩」として紹介しています。それは2つあって、「マニプラ・チャクラとアナハタ・チャクラの間」と、「アジナ・チャクラとサハスララ・チャクラの間」にそれぞれ存在しています。「ひとたびエネルギーがこの半歩(マニプラとアナハタの間)を発見し、そこを通過すると、(エネルギーが)心臓や喉や脳下垂体、松果体に流れて行きます。そしてまた新たな壁または半歩に突き当たり、流れが止められます。今度の壁(半歩)は後頭部と脳下垂体の間にあります。」とのことです。又、興味深い記述としては、ハート・チャクラとヴィシュッダ・チャクラの間で同書の言うところの「虚空(Void, ボイド)」を通過して極性が 「女性」から「男性」に変わるとの記述があります。ムーラダーラから女性のエネルギーが入ってきてアナハタまでは女性で、その次に「虚空(Void, ボイド)」を通過してヴィシュッダ以降に男性の極性に変わります。位置的に「虚空(Void, ボイド)」および「極性の変換」と「うなじ下(大椎?)」は何か関係があるのかもしれませんので気になりますが答えは同書にはなさそうです。

同書の解釈に基づいて私の内的感覚を解釈すると、該当箇所のグランティそのものの感覚はないのですが、2回目のクンダリーニ経験の後はマニプラでエネルギーが止まっていてそれ以上になかなかエネルギーが上がっていかない感覚がありましたので、マニプラとアナハタの間にグランティと言いますか「壁(半歩)」があると言うのは納得できます。これは言い方の問題で、通説のように「アナハタの中にある」と言ってもさほど違いはないのかもしれませんが、以前はアナハタの感覚があまりなかったのに対して今は感覚がありますので、「アナハタの中」にあるとすればグランティが破れる前であってもアナハタの感覚があっても良さそうです。であれば、マニプラとアナハタの間にあるとする方がしっくりきます。

同書によれば、スピリチュアル的に成長するまではマニプラまでで人生を過ごし、「壁(半歩)」を超えるとアナハタ〜アジナの霊的生活を送るようになる、と言います。確かに、よく書物で見るように1つづつチャクラが進むと言う説明文は内的感覚と比べて違和感がありましたが、このように、セットで段階を進むと言う方がしっくりきます。チャクラと「壁(半歩)」の関係を踏まえて「壁(半歩)」を超えると大きく霊的に成長するとする同書の主張は現実に合っている気がします。

■統合されたチャクラ
そう言えば「Meditation and Mantra (Swami Vishnu-Devananda著)」や「ハタ・ヨガ・プラディーピカ(Hatha Yoga Pradipika、Swami Vishnu-Devananda著)」にも「チャクラは1つづつ発達するのではない」と言う説明がありましたね。こちらには「壁(半歩)」の説明はあまりなくて、グランティの説明として、グランティを破らなければ霊的成長はない、と言うような説明だったと思います。こちらの書物では「チャクラは1つづつ発達するのではなく全てのチャクラが融合して働く」と記載してあったと思います。確かにそれは「壁(半歩)」を超えた後ではそうなのかなと思いますし、第2回目クンダリーニ経験してしばらくはそんな気がしていましたが、やはり基本はこの「壁(半歩)」は存在していますし、いくら第2回目クンダリーニで多少のエネルギーが壁(半歩)を超えて上がったような気がしていても、やはり今回改めてきちんと「壁(半歩)」を超えるまではちゃんとは超えていなかったのかな、と言う気がしています。この、チャクラが連携というか統合して全てが大きなチャクラになることとグランティや壁(半歩)の関係は、体験して見るまではなかなかピンときていませんでしたが、今はまあ、たぶんこんな感じだなというのがわかりますが、なかなか説明が難しいところがあります。

別のスピリチュアル系の書物「ライトボディの目覚め」によると、とある段階(第七レベル)になるとハート・チャクラ(アナハタ・チャクラ)が優勢になり、やがて他のチャクラもすべて開きだし、チャクラ・システムが溶け合って「統合されたチャクラ」と呼ぶものになるとのことです。尚、同レベルでは松果体と脳下垂体が開き出すとありますので、上記の書物の記載とも段階的に整合性があるような気がします。おそらくは同じ段階を違う表現をしているだけなのかなと思います。ヨーガ的で言うところのヴィシュヌ・グランティを超えてハート・チャクラ(アナハタ)が開き出した段階を、スピリチュアル的に表現しているようです。それぞれの視点があって参考になります。

第2回目のクンダリーニ後はお腹のあたりが中心に熱を帯びて体がポカポカしていたのですが、その時もこの「統合されたチャクラ」と言おうと思えば確かにそんな感じに言えなくもないような、体全体が包まれて全体がチャクラ化しているような、どこがチャクラかよくわからないくらい体全体が活性化された状態になっていたのですが、それはマニプラ中心の体全体のポカポカであって、それは「ライトボディの目覚め」で言うところの「統合されたチャクラ」とは違って、同書における「統合されたチャクラ」はその次の段階の、アナハタ(ハート)チャクラによって統合されたチャクラの状態を言うのだと思います。