私の古巣かもしれないプレアデスの宇宙船

2023-12-11 記載
トピック:スピリチュアル: 回想録

<一般的にはファンタジーと思っておいて頂ければ良いと思います>

私というよりは私の大元であるグループソウルのとある分霊のお話ですので私の直接的な過去生というわけではないのですが、大雑把に言って関連があるといえばあって、一般に言われている過去生そのものは存在しないのですけど、ざっくばらんに言って過去生のようなものといえば一応はそうなのです。とあるグループソウルの分霊がプレアデスの宇宙船に招かれて、そこで一生を遂げたわけです。

その時の人生は過去記事でも書きました通り思想家で、割と小難しいことを考えていたように思います。今も似たようなものかもしれませんが。

そして、実のところ、今、プレアデス系の人が長々とあれやこれやと理屈っぽく説明を延々とするのは、もしかしたら、私(の属するグループソウルの分霊)がこの時にあれやこれやと地球人の思想を解説したり分析したものが元になって使われているかもしれないのです。それは確か中世かと思いますのでもちろんそれから数百年以上経っている筈で、その間にもっと学んだにせよ、ある程度は影響を与えているように思うのです。

その人生の間、その彼(私のようなもの)が書き物をして、それを興味深そうにプレアデスのスタッフたちが読み耽ったものでした。そして、その後、その書き物はプレアデスの調査スタッフが地球を理解する上での重要な資料として長く使われたのでした。

ですから、プレアデス系は小難しいことを喋るとか・・・ そういう誤解がありますけど、実のところ、それは、もともと、地球人から学んだものを、地球人に合わせて説明しているだけなのです。一方、元々のプレアデスの人間性、性格、その明るさは、アメリカ人の感じなのです。知的水準、陽気さ、声の感じ、それはまさに「頭の良い地球人」そのもの(に近い)です。

スピリチュアル業界ではプレアデス人は「ふわふわ」な存在としてイメージされていて、女神様みたいな感覚で理解されていることが多いように思いますが、実際のところ、男性は利発なアメリカ人のような感じで、女性はというと日本人とアメリカ人の女性を合わせたような感じで、とても優しい上に物事に対してはロジカルに切り込んできます。

ですから、スピリチュアルで思われているプレアデス人と実際のプレアデス人とでは乖離があるように思うのです。そして、そのイメージはというと理屈っぽいところは地球人から学んだわけですが、それに加えて、こういうのは、どうやって啓蒙しようか調査隊が方針を作って、それに従って行われているのです。

イメージとしては、ドラマのスタートレックTNGで宇宙艦隊のメンバーが未開の惑星を観察する、あるいは、自らの正体を明かさずに人々を啓蒙する、というミッションが近いです。時に、必要があれば惑星や国のリーダーにコンタクトを取るのも同様です。

どちらにせよ、探索隊のメンバーが5人とか10人などでチームを作ってそれぞれのミッションをこなしています。その時、成功することもあれば、メンバーによってはうまく任務を遂行できなくて失敗することもあるでしょう。それは、普通の地球のプロジェクトと同じことで、割と同じような仕組みで動いていたように思います。違うのは、彼らが使えるテクノロジーが多いという点で、選択肢が多いわけです。

まず、プレアデスには機械があって、他人の思考を読み取ることができます。それはテレパシー的な手法というよりは、機械で行われますので安全ですし確実です。そうして地球の人の思考パターンを読み込んで理解します。その人の考えがわかれば、その人が良いことを考えているだとか、悪いことを考えている、というのも、もちろん分かります。

そうは言いましてもプレアデスにもプライバシーはあって、自分の部屋にとある機械を設置すれば思考を外から読み取らせないようにする、映像を(普通では)見えないようにする、ということもできます。ただ、地球人の思考は誰であれ読もうと思えば読めますので地球人はある意味、丸裸であると言えます。そうは言いましてもほとんどの人はプレアデスの興味外ですので、思考を読む時は明確な目的があって行われます。興味本位で見たところで何も学ぶことがないのであれば、そういう無目的なことに彼らは時間を使いません。

彼らにはもともと怒りの感情が備わっていないのですが、それでも、地球人を長く観察していたり、地球から(私の過去の彼のように)招かれた人と接していると、やがて、ストレスを感じてメンタルを壊すことも時にはあります。スタートレックでも重圧によりメンタル疾患になる物語が時々描かれていますが、割と似たようなもので、継続的にストレスを感じるとメンタルを壊すのは地球人もプレアデスも変わらないように思います。ただ、もともとそういう嫌な人が極端に少ない社会ですので問題になることは少ないのですけど、地球人と接すると(抵抗力がないのか)相手と容易に同化してしまってストレスを感じてしまう傾向にあるように思います。

そして、地球人を導く時のルールですけど、スタートレックで描かれていますように宇宙には「不干渉の法則」があって、惑星の外から惑星へは関与してはいけない、惑星はそれ自身の自由がある、という原則が貫かれています。そして、それ故に、直接的な関与は(非常時を除いて)できないのです。ですからチャネリングなどでメッセンジャーを選んで教化していくわけですけど、その時に、いわばAIのようなものも使われます。同じメッセージあるいは定型分、今のAIチャットをもっと賢くしたようなものが使われるわけです。

そして時に、直接メッセージを送るときもあります。それはメンバーの興味本位で行われることもあれば、AIではなく直接的に地球人とテレパシーでコミュニケーションすることで、より地球人を理解できたり、明確に導くことができる、というデメリットもあれば、AIほどこなれていなくて失敗したり、時に、地球人のような憤慨をしてしまうこともあります。

稀に、チャネラーとかで「見えない存在に操られている」みたいなお話だとか「邪悪な存在と良い存在がいる」みたいなお話を聞きますけど、確かに、そういう悪の存在とか自分の利益のために動いている存在もいるにはいますけど、多くはないと思って良いと思います。本当は沢山いるのかもしれませんけど、私とはほとんど関わりません。守られているのかもしれませんけど。それに、波動の法則ですから、自分に相応な人と繋がっているというのが基本なわけです。

それに、もちろん全ての存在は目的があって行っているわけで、プレアデスにしても、過去に地球に関わったカルマのために今も関わり続けているという面もあれば、現世利益といえばそうですけど、同じ人間タイプの宇宙人として仲間を増やしたい、宇宙の惑星間の同盟の1つとして、地球を「同じ人間タイプである惑星」として早く宇宙に出ることができるまで精神を成長させたい、という崇高な精神が根底にあるわけです。これは現世利益というよりも人間タイプの人類の統合と成長、繁栄を願ってのことでありますから、そこまで非難されることでもないと思います。地球が地球として1人でいようと思っていたとしても、やがて地球人が宇宙に出て遠くに行けるようになれば否応なく他の人種と出会うわけで、その時に、今の地球のように争ってばかりいて宇宙でも戦争を起こすようでは困るのです。その先を見越して、地球の人の精神が成長して平和裡に宇宙との交流が始められるよう、手助けをしているわけです。わかりやすく人間タイプと言いましたけど、交流のある他のタイプの種族も同様です。仲良く理解し合える同士はそうすれば良いわけです。その一員としてスムーズに参加できるよう、教育というとおこがましいですけど、自立して仲間として平和裡に宇宙に出ていけるよう、サポートしてくれているわけです。それは師弟や教師と生徒という従属関係ではなく、自立した者同士が、お互いを尊重しあって成長していけるよう、導いてくれているのです。そのような崇高な使命を遂行するために参加している宇宙のメンバーが数多くいる訳です。そのような尊重し合える関係においては、「(惑星の)自由」と「(惑星の)非干渉の法則」が基本になります。

30年以上前はこの宇宙の法則「(惑星の)自由と非干渉」があまり理解されていなくて、今もそこまできちんと理解されていないように思いますけど当時はもっと酷くて、宇宙からの干渉を「侵略」のように見做して、「地球は地球人たちのものだ。だから、宇宙人の勝手にはさせない」というような言論がそこかしこで見られたものです。それから30年ほど経ちましたけど、そう言っていた、言動からすると大人だったと思われる人たちが作った世の中が今の通りです。あの時、そのように言っていた大人たちは、今、何と思っているでしょうか。当時はまだバブルに沸いていて、特に日本人であれば良い会社でエリートになって世の中を日本あるいは世界までも動かして、自分たちこそが地球の未来を作っているという自負もあったのかもしれません。しかし、今は、見ての通りです。当時、バブルの時代に大人たちだった人が老人になって、その、今の老人たちがかつて求めたであろう世の中が今の姿だとして、このどこが理想的だと言うのでしょうかね。ただ単に、当時の大人たちが欲望の限りを尽くしたい、という願望の現れだったに過ぎないのではないでしょうか。

子供であっても大人の姿はよく見ています。私は当時、子供でしたけど、あのように宇宙からの干渉を拒否して「侵略」かのように扱っていた大人たちが老人になって、そして、ふと世間を見回してみると、またもや今、大人であって理解力もある人たちの中で一定数が宇宙からの関与を「侵略」かのように見做して、「地球人は地球人たちのものだから、自由にはさせない」みたいなことを言っています。歴史は繰り返します。ですけど、そんなことは、最初から保証されているのです。

この、惑星における自由と非干渉の法則は今に始まったことではなくて宇宙の大原則であり、それを破る人もいますけど基本的には守られていて、ですから、最初からそんなことを心配する必要はないのです。

何も知らない惑星の住民が、勝手な想像で宇宙人を怖がっている・・・。ただそれだけに過ぎないのです。

確かに、悪意を持って攻めてくる宇宙人もいるにはいますけど、善意の宇宙人も大勢いますので、すぐにどうなるということを心配する必要はないわけです。

私の関わりのある宇宙船で言いますと、本星から派遣されてくるメンバーは勉強も運動もできるエリートであり、選抜試験に勝ち抜き、しかも、高いモチベーションを持って地球のために貢献しよう、と日々、情熱を燃やしています。宇宙船には、宇宙船で生まれた子供がそのまま宇宙船のメンバーになる場合もあって、この場合にはそこまでエリートというわけではないにせよ、宇宙船が故郷ということで、そういうメンバーは本星の人口に比べると少ないのと、宇宙船の環境に慣れており、他の星を助ける任務を横で見聞きしているので肌でわかっており、柔軟性と対応力があるということでエリートとは違った面でネイティブの宇宙育ちは尊重されています。エリートのメンバーはしっかりとした受け答えをしますがネイティブのメンバーは色々な人がいて、そこまで優秀でない人もいて、そういう人が任務をこなすとおっちょこちょいなことをして惑星の住民・コンタクティを困惑させたりします。でも、そんなのは些細なことなのです。もっと実態がわかれば、単なる誤解だということがわかります。宇宙の基本的な法則を手っ取り早く知るには、スタートレックTNGのシリーズが分かりが良いと思います。合わないところもありますが、概略を知るには良い手助けになります。宇宙船のメンバーが惑星とコンタクトする時の誤解など、実態に似たストーリーもありますので時間のある方は見てみるのが良いと思います。

宇宙人の関与を地球人と宇宙人の対立のように捉えてる人もいますけど、全然そんなことはなくて、宇宙の基本的な法則として「不干渉の法則」はどこでも貫かれていますから、地球人には地球における自由があるわけです。ですから、例えば「宇宙人に操られる」「宇宙人が自分が良いように地球を操作しようとしている」とか「地球を侵略しに来ている」などと心配する必要はなくて、最初から地球には自由が保障されていて、それ故に、基本的には非干渉を貫いているわけです。

ただ単に、基本的には、宇宙人は地球人にとても興味があるのです。そして、もちろん、自身の人種のための利益を目的にして動いていたりもしますけど、それは、個人的な目的というよりは、人種全てのため、そして宇宙全体のために働いている訳です。基本的に宇宙に出て遠くの惑星まで探査に来ているような人はほとんどの場合、本星の学業でとても優秀で、選抜試験を受けて訓練を受け、訓練においても優秀な成績を収め、競争に勝ち抜いて初めて遠くの惑星の調査隊のメンバーになれるわけです。調査隊のメンバーになることはある種の誇りであり、輝かしいことであるとみなされていたように思います。とは言いましても本星に住んでいる方も同じような誇りと輝きの中に住んでいますので、ここでは、興味の違い、分野の違い、というくらいに捉えておいた方が良いかと思います。

このような仕組みには例外があるわけですが、宇宙船の中で生まれる子供もいて、その子供は優先的に、本人が望んだ上で宇宙船の偉い人が許可を出せばそのまま同じ宇宙船の中で調査の任務に就くことができます。と言いますのも、そういう子供は宇宙船が故郷みたいなものですから本星にも行ったことがない人も多くて、任務につかなくて帰るにしても、(生活は保証されていますから困らないにしても)誰も身寄りがない、ということにもなりかねないわけです。そういう場合は両親も宇宙の任務についていて本星には帰らなかったりしますし、宇宙船で生まれた子供に調査隊の優先権があるというのは、普段からそういう人たちと接しているわけですからやっていることもわかりますし、こういうのはチームワークが重要ですから、ずっと同じ環境で住んでいた子供というのは適応が早いわけです。

実のところ、私(の属するグループソウルの分霊)が当時、中年まで暮らした後に宇宙船に移住して寿命で亡くなった後、私のその魂は2つに分かれて、片方はグループソウルに戻り、もう片方は、そのまま宇宙船に残り、宇宙船の子供として転生しました。このように、魂の全てが昇天できずに一部がこの世に残ってしまう、という場合はジャンヌダルクの魂が死後に3つに分かれたのと同様に、よくあることのように思うのです。この場合、あまりよろしくない、不浄な方が残ってしまったため、2回目の宇宙船の人生はそれなりに「ぼうっと」した人生だったように思います。

プレアデスの人の場合は割と魂が純粋で、しかも、転生する場合にも魂を全部持っていく場合がほとんどです。しかし、私の場合は地上の不浄な魂でしたので完全にグループソウルに戻ることができなくて、一部がこの世に残ってしまい、そのまま転生してしまったわけです。

それに加えて、どうやら、最初の人生ではあまりにも自分を良く見せようと頑張っていたことに対し、もう少し力を抜いて、本当の姿をさらけ出して見てもらいたい、知ってもらいたい、という気持ちも多少はあったようです。最初の人生では割と自尊心(エゴ)が残っていた人生だったように思います。とは言いましても当時の地球人の平均からすれば十分に良い方ではあったにせよ、プレアデスの宇宙船のように無菌室のような「みんないい人」の環境に行くと、汚れた水にしか住めない鯉は息苦しく感じてしまう訳です。

プレアデスの転生は色々とありますけど、例えば、わかりが良いのが、使命のために今の体を捨てて魂になってから目的の人生を全うする、というミッションでのお話です。宇宙船には非物質化装置があって、体を非物質化した上で、魂だけになります。その状態で、目的の生命体の母体に入って生を受け、任務を全うすることがあります。そして、死後はまた肉体は滅びて、魂だけになって、元の宇宙船に戻ってきます。宇宙船に戻ってきたら、たしか、その時の体の物質が復元されてその中に入ったような気がしますし、希望すれば新しい体に入ることもできたように思います。確か私の場合、元々の体のデータを記録しておいて、元の体を復元してから魂が入ったように思います。そのように、プレアデスの場合は、死後も同じ魂がそのまま転生することがほとんどのように思うのです。

一方、地球人の場合は不浄ですから、いくつかに分裂して、純粋なところはグループソウルに帰って融合するが、不浄な部分、あるいは、中間的な部分がそれぞれ分かれて別の人生を送ることがあるように思うのです。とは言いましても、そのまま一体になる場合も多いのですが、あまりにも純粋な部分と不浄な部分との差があると、分裂するようにも思いますがそこまで多くの事例を知りませんので、分割の理屈は仮説になりますけど、おそらくは、そういうことかなと思います。

そのように、宇宙船で生まれた子供には優先権があって、私(の所属するグループソウルの魂)は宇宙船で生まれて任務をいくつかこなしたわけですけど、その時の私はあまり良い人ではなくて、同級生の子供はせいぜい5人とか10人とかそのくらいしかいなかったと思いますけど、とある子を弄るような感じになってしまい、今でいう虐めをしてしまい、その後、その子はメンタルに不調をきたすようになってしまいました。それを見ていた宇宙船の管理者はあまり良くない状況だと判断して、私を宇宙船から追い出そうとし、「貴方、この宇宙船は資源も人員も限られていて、本星では、任務へ志願している人がたくさんいるの。この宇宙船で生まれた子供は優先権があって希望すれば(その人の許可があれば)任務につけるけど、貴方、任務に就く気はあるの? ないのなら、成人したら本星へ行って、席を空けなさい。」と言われるようになってしまいました。

実のところ、これは私の勘違いに端を発していて、私が宇宙船の自分の中で儀式のようなものをして深い瞑想に入って過去の記憶を呼び覚まそうとしたことがありました。その時、きちんと理解はできなかったけれども、地球の時の記憶のようなものが見えて、(実は良くない態度)しかし、地球人の振る舞いのようなものが見えて、そのように振る舞えば良いのかな、と、勘違いをしてしまったのです。それを真似したら同級生が嫌がるようになって、それは虐めのような弄りになってしまったのですけど、その後、もっと瞑想をしてその記憶を蘇らせたところ、どうやら、それは真似すべき記憶ではなくて、避けるべき行動、よくないことの記憶だったわけです。そして状況を理解して、私は同級生に良くない態度を取ってしまったのだ、ということに気がつきました。

元はと正せば、そこの宇宙船の管理者の年取った(とは言っても麗しい)女性に、子供の私は「もっとしっかりしなさい」と何度も言われていて、「うーん。しっかりする、ってどういうことだろう?」と思って瞑想をしていて見えてきたのが、その、良くない行為だったわけです。ちょっと勘違いをしてしまって、「しっかりする」ということの意味を取り違えていたのでした。この種の、ちょっと「ぼうっとした感じ」は今世にも引き継がれていて、おそらく、私は根がそういう感じなのかな、とも思います。それを表面だけ直そうとしても、何か変な感じになってしまったのでした。

そのような経緯がありつつも、私は本星に帰るかこの宇宙船で任務につくか、学校を卒業する頃までに選ぶ必要があったのです。学校と言っても寺子屋のような少人数クラスで、幼い頃は先生が全教科を教えてくれますし、普通に宿題のようなものもありましたし、工作もあって、割と地球と基本は変わらなかったように思います。思い出すのが物理学とか数学の授業で、当時の地球では知られていない、とある次元を結ぶ方程式、のようなものを習った気がしますけど覚えていません。その時に、割と専門的な内容だったので先生として宇宙船の技師のような人が来て教えてくれて、わいわいがやがやがや、とても面白い授業だったような印象があります。任務に着くと、その人とも一緒にミッションをこなすようになるわけです。

そのような授業を受けながら将来のことも考える必要があって、次第に卒業の日も近づいてきているところで本星のことを調べてみると、職業も色々あって、好きな職に就けば良い、というざっくばらんな感じで言われていました。実際には面接や試験があるのでしょうが、そこまで悩む感じでもなく、やるべきことをする、ということが重視されていたように思います。本星はそれはそれは整備された良い星だとは思いましたが、いかんせん、行ったことがありませんでしたので、本星は戻るのは躊躇しました。私がなかなか答えずに日数が経つと、次第に答えの催促が増えていき、「貴方、決めたの? ここで任務につくの、それとも、本星へ帰るの? 本星からここに来て任務に就きたい人は大勢いる。任務につかないなら本星に戻って部屋を空けなさい。」と、回答をせがまれるようになりました。私が任務につくつもりがそれほどないのでは、と、当初は思っていたようです。

色々と考えた結果、ある日、いつになく神妙な趣で「私は、この宇宙船で任務に就きたい。本星に帰っても、身寄りもない。誰も知らない。行ったこともない星で、どうしたら良いのかもわからない。行くところもない。」と、子供ながらに真面目に言ったら、しばらくの沈黙の後、「わかった。任務に就きなさい」と許可をしてもらえました。

管理者は、当初は私が出て行った方が良いと考えていたのは明らかでしたけど、事情を勘案して、こちらが頼み込むような形で任務に就いたのでした。

そして、私が虐めてしまっていた同級生のところに行って、深々と頭を下げて「申し訳なかった。色々と嫌なことをして、私が悪かった。許してくれ。私も宇宙船で任務に就く。これから一緒に頑張ってくれるか。」と言ったら、最初はその同級生は少しパニックになってうまく言葉が出ない状況でしたが、やがて落ち着いて、「・・・わかった。もうお前とは一生、話さないつもりだったが、自分がしたことを自覚しているようだから、許してやろう。」と、一応は許しが出たのでした。しかし、ことあるごとに、彼が私の顔を見たら少しパニックの症状が出てしまったりするようになってしまいました。昔の記憶とはいえ、申し訳なく思います。

そして、そのように、地球人に由来した魂に関与したメンバーが任務についた場合、時に、地球人の対応に対して、まるで地球人のように「かんしゃく」を起こしてしまうのです。それはメンタルを壊している、ということですが、地球人と接することで、地球人の性格の悪さに免疫のないプレアデス人が影響されてしまって、地球人に対して不可解な反応をしてしまうことがあるのです。このような場合において、例えば、チャネリングでプレアデスの宇宙船から任務をこなしていたとして、地球人の理解が悪かったり、あるいは、自分の意図を誤解されて「あれ。おかしいな。これは邪悪な存在か・・・?」などと(地球人チャネラーに)疑いを持たれることがあるのです。稀ではありますが、そういう場合もあるように思います。実際、私が子供の頃にチャネリングした宇宙人も私の(子供っぽい)反応に少し憤慨してチャネルを切られたことがあります。宇宙人と言っても相手次第で、割と人間と同じ感情を持っていたりします。新スタートレックのそういう物語が割と現状に近い面を表現していると思います。

確かに、その疑いのように、自分の意図を隠して自分の利益のためにチャネラーというものを発信装置として使ったり、自分の意見を周知させるためにチャネラーにメッセージを送って拡散させる、という場合も、世間は広いですから、私は直接的には知りませんけど、どこかに、あるにはあるのでしょう。

しかしながら、少なくとも、私が関わっていたプレアデスの宇宙船の場合は、皆、とてもいい人で、本星から派遣されてきた人は特に優秀で、宇宙探査をするモチベーションも高く、悪気はないのです。時に、こうしてかんしゃくを起こしたりする人がいるものの、宇宙船で生まれた優先権を持って任務に就いている人は本星から来た人たちほど優秀ではないもののそれはそれで宇宙ネイティブの人ですから各種の任務に精一杯立ち向かっており、そのどこにも、悪意はないのです。

例えるなら新スタートレックで宇宙探査に就くメンバーのモチベーションの高さとモラルの高さが例になります。宇宙船の操作は自動操縦なのはもちろんですけど、連携して動くところは割とアナログな掛け声でスイッチが入りますので、その点、アニメの宇宙戦艦ヤマトっぽい場面もあります。特にワープに入る時は圧巻です。割とスターウォーズやスタートレックは雰囲気似せていると思います。私がいた宇宙船の艦橋は銀河英雄伝説の惑星同盟の戦艦っぽくて屋根が高い感じでしたけど、基本的には円盤型で、円形に通路が一周していました。そんな、人間味のある人たちが宇宙から地球を興味深く眺めて観察しています。

一方、そのようなメンバーが会議をして、地球人に理解してもらえるためには、どのように接したら良いか、ということを考えています。その結果、様々な方案が提案され、実のところプレアデスの人にとってみれば地球人のことはよく理解できませんので、AIのようなもので地球人の言動なりを学習させた上で、地球人がよく使うような言葉遣いで(チャネリングで)導く、という試みもなされていうわけです。その時、言葉のニュアンスが必ずしも正しいとは言えず、例えば、とても下品で汚らしい言葉遣いをAIが学習してしまって、宇宙からのチャネリングの筈なのに何か汚らしい乱暴者の言葉遣いをしてしまったりすることがあります。それを聞いて地球の人は「これは悪い存在だ! 邪悪な存在が地球を狙っている! こんな存在に操られないぞ!」とか思うかもしれませんけど、割と、誤解である面が多いのです。確かにそういう変な存在もいますけど、大抵の場合、非干渉の原則が守られていますので地球の側に主権はありますし、往々にして、ただのコミュニケーションの行き違いであるわけです。側から見ていて、滑稽でもありますけど本人たちは割と本気で、地球の側は「審神者が必要だ!」とか思ったり、はたまた、宇宙の観察側からすれば「何か、誤解されてしまった」と思ったりします。

地球の側は色々と邪推したり、「一体これはどういうことだろう?」と怪訝に思ってしまうこともあるかもしれません。スタートレックでも、惑星の文明を観察していた宇宙艦隊のクルー(惑星の住民からしたら宇宙人)が何気なくしたことが現地住民に気づかれて、何か不思議なことが身近で起こって現地住民は怖がったり迷信の類で解釈したりしますが、それは観察している側からしたら他愛のないことなわけです。そのような物語がスタートレック(特に新スタートレック)では幾つも描かれていますけど、割と同じような感じだったように思うのです。

元々のプレアデスの人たちはとても純粋で、そのような「かんしゃく」を起こすような人たちではありません。しかし、地球人と接するにつれ、地球人から邪気を拾ってしまうことはあります。

地球でも、こういうことはよくあると思います。例えば、とても性格の悪い人と本当に良い人が同じクラスにいて、本当に良い人が邪気を拾ってしまう、という状況です。そうなると、本当に良い人が、どこか「かんしゃく」持ちのようになって、一見すると「変な人」「怒りっぽい人」「何か微妙な人」として見られることになります。純粋であるということは(一時的に)相手によく影響されてしまいますから、苛めっ子の性質を拾ってしまうのです。

そのようなことが、宇宙船の観測者と地上のコンタクティの間、あるいは、宇宙船に呼ばれた人と交流した宇宙人との間で、意図せずして起こるわけです。コンタクトする人はある程度は選択されるものの、どうしても、意思疎通に失敗して誤解されてしまうことはあります。それに、そもそも、精神レベルが低い人たちを導いて精神を向上させることがミッションですから、どうしても、意識レベルの低い人たちがコンタクトの対象になります。

地上の人は地上の快楽に夢中ですから基本的に宇宙からのコンタクトをそこまで重視しなくて、最初は物珍しさがあるでしょうが、非干渉の法則があるので現実の世界のお金儲けの助けはしてくれず、精神面での成長の助けをすると言われてもそれに長々と付き合う人はそこまで多くないと言えます。

地球上において、大抵の人は、残念ながら、現世利益のために宇宙人だとかスピリチュアルとかをするのであって、本当に精神を向上させて悟りだとか自由(ヴェーダンタのモクシャ)を目指す、という人はそこまで多くないと言えます。そして、大抵の場合は宇宙からのコンタクトを地球の側は「現世利益に役立たない」として軽視や拒否し始めます。一部の人は宇宙人から得た情報をネタにして本にしたりしていますけど、実際のところ、宇宙人の側の意図はもっと純粋なものなのです。宇宙船から何度もコンタクトして、その多くが地球人によって拒否されたり、地球人の思考を宇宙船から読んでいてもその内容がゴシックのくだらないお話ばかりだったりすると、宇宙人の側も疲弊してきます。

プレアデスの宇宙船の場合、本星で選別されて派遣されてきたエリートの場合は、そのような場合もよく勉強しており、実地でも高い理解力と応用力を示します。ですが、もともと本星の豊かな自然の中で暮らしてきた人たちなので宇宙船での長期ミッションは多少ながらストレスがあって、それでも、困難な任務を高いモチベーションでこなしていると言えます。本星から送られてきた人のテンションの高さは、そのような環境から来るストレスを軽減させる効果もあるように思います。

一方、宇宙船で生まれた人たちは宇宙船が家ですからその環境には親しんでいて適応力があるので、基本、リラックスしています。ですが、勉強や理解力・応用力という面で言うと本星で優秀と見做されて選別されて派遣してきたメンバーには敵わず、どこか、抜けている面もあると言えます。

宇宙船の環境というのは本星から遠く離れた困難な状況であるが故に、本星から来た優秀なメンバーと、宇宙船で生まれた宇宙船ネイティブな人との混在でチームを作って任務を遂行するわけですが、そうして任務をしながら地球人とテレパシーでコンタクトをしていると、色々と誤解も生じてしまうのです。

地球人の側からするとテレパシーは何やら特別のもののように感じられてしまいますけど、宇宙船には電話のようなテレパシーの機械があって、とてつもなく明確な思考をテレパシーとして送信することができます。ですから、誰であっても(文字通り、誰であっても)宇宙人とテレパシーができます。機械を使っているのでテレパシーは確実に行うことができ、テレパシーは電話を使うくらいの簡単なもので、地球で普通に話してコミュニケーションできる人であれば誰でもテレパシーでコンタクトすることができます。

宇宙船にはアニメの宇宙戦艦ヤマトの万能工作機械のようなものもあって、割となんでも作れますし、観察は自由自在だったように思います。かといって、特に怖がる必要はないのです。基本的に地球の自由は宇宙の法則で保障されていますから、観察以上のことは基本的にありません。基本的には、惑星が破壊されるなどという緊急時を除いて、観察を延々とするのがほとんどです。地球の人は、宇宙船の観察者が意図を持って見ようと思えば心の中、思考が全て事細かに観察されてしまいますので、観察の対象に選ばれたらプライバシーは存在しません。ですが、そこは貴族の名誉・紳士淑女の名誉みたいなものがあって、それなりに立派な人は他人の変なところを目にしても黙っていて見て見ぬふりをするわけです。そのように、プライバシーが存在しないような感じで何でも見られている場合があるとはいえ、そこまで心配する必要はないわけです。

確かに、宇宙には変な存在もいますけど、少なくとも、私の知っている範囲においてそんな悪意のある存在というのはほとんど知りません。そういうのは波動の法則ですから、同じような階層の人が同じような人と引き寄せ合うわけで、自分の波動が高まれば特にトラブルに巻き込まれなくなる、というのは地球でも宇宙でも同様かと思います。

宇宙の法則、自由の保障、(惑星への)非干渉の法則、というのは、惑星それ自体の(精神的、物質的)成長と関連します。他の惑星の住民(宇宙人)が干渉すると惑星の成長の妨げになりますので非干渉が貫かれているわけです。ですから、地球の自由が宇宙から侵害されるのではと心配されている方もいらっしゃるようですけど、少なくとも、この法則に従っている宇宙人が大多数である上に、ルールを破らないよう監視もされていますので、突発的あるいは事故はたまたルール違反をする一部の無法者を除いては、基本的には地球の将来は地球人の手に委ねられていますので、そこは安心して良いかと思います。これは最近のお話ではなく、最初からそうであり、これからもそうであります。

一方、その法則を守りつつも、地球の人が宇宙のメンバーの一員となった時に困らないよう、長期的な視点でサポートをしてくれている人がいるわけです。そこにはもちろん、例えばプレアデスにしてみれば、人間型の文明同士、同盟関係を強固にする、というような、それぞれの文明を第一とした視点もあるわけです。それはそうです。完全に100%純粋に他人への奉仕というわけではなく、多少は、このように、自らの文明と分かり合える同じ人間型の文明を助ける、という意図もあるわけです。それを宇宙人のそれぞれのエゴと言ってしまえばそう解釈できなくもないですけど、少なくとも個人的な欲求ではなく文明全体の成長と平和を願って活動しているわけです。その点、宇宙人にしてもそれぞれの自分の文明の利益のために動いている、というのは、それは当然であると言えます。その前提もありつつも、それでも、それなりの割合で、地球の人たちの精神的な成長の助けになるように助けてくれているのです。

宇宙船にいる各メンバーを見てみれば、高いモチベーションと奉仕の精神、優れた技術、教養、といった各種を備えた人が地球の成長を見守って、そして導いているわけです。これは長期ミッションであり、気が遠くなるような時間をかけて行われてきました。最近でこそ宇宙船が常駐していますが、最初は、プレアデスから、先遣隊として調査隊が20人前後送られてきたかと思います。地球に文明がまだそれほどない時代、紀元前はもちろん、そしておそらくはアトランティスにもいたのかなと思います。そのメンバーは最初は空の家で過ごし、やがて、地球に降りて、転生を繰り返しました。そこでは、多くの人は魔法使い、魔女、占星術師、技術者、指導者、など、その能力を活かして過ごしていきました。


・・・・時を遥か遡ります。

思えば、私(のグループソウルのとある魂)は、長い間、これらのプレアデスの先遣隊に寄り添っていた、とある霊体だったように思うのです。姿としては、妖精あるいは天使のような姿でいたように思います。地球のほとんどがまだ荒野や森だった頃、興味深く、その探査隊のメンバーたちを観察していました。ですので、それ故に、私は長い昔からプレアデスと縁があり、やがて宇宙船にも行ったり、先遣隊の人と時に近くで過ごし、すれ違い、ということを繰り返してきました。

ですので、私は元々はプレアデス出身のメンバーではありませんが、興味本位で観察を続けていた結果、なんとなく関わり合い続けてきたのです。私、個人としてはその当時はプレアデスの長期ミッションは持っておらず、単に、興味本位でプレアデスの人たちの上にいて観察したり、テレパシーで話しかけたりしてきました。彼ら、彼女らが任務に疲れ、時に喜び、そして、苦労した人生の幾つかを私も知っています。ナチスドイツ下でスピリチュアルな能力があることが見つかれば拉致されて能力をナチスのために行使させられるために能力を隠して暮らす魔女たちのことや、いわゆる神智学で有名になったとある女性、そして、最近でも未だにミッションをこなしていることも知りました。プレアデス先遣隊のミッションは未だに続いています。それは地球に転生して行うミッションのメンバーです。歴史上、スピリチュアルでそれなりに有名で名前を残しているような方も、私が知っているプレアデス先遣隊のメンバーだったりしました。その多くのメンバーはメンタル的に辛い思いをしてきています。

一方、転生をせずに宇宙船で観察を続けているプレアデスのメンバーたちもいます。

私はというと割と観察者であり、自分が動かず、先遣隊が何をしているのか、人々が何を求めているのか、どうなっているのか、状況を知るための「目」であることが多かったように思います。そしてその見地を、私の大元たるグループソウルの見地にフィードバックするのです。それは基本的には今でも変わりません。ですから、不思議なこと、違和感のあることがあると、それを知ろうとするのです。時に、自分が実際にその状態になって、時には少し騙されてみて、本当のことを知るのです。それが私の役割かと思います。


・・・ここで、また、プレアデスの宇宙船の人生のお話に戻ります。

そのような過去があり、そして、この時は、宇宙船で私(のグループソウル)は何回かの任務(と肉体を変えたり)を繰り返した後、地球への望郷の念が出るようになってしまいました。ことあるごとに地球を眺めては、地球へ帰りたい・・・ と思うようになったのです。

しかし、プレアデスの宇宙船に住んでいる人の共通認識としては、ほとんど全ての人が「地球は危ないよ。行かない方がいいよ」と言ってきます。ですが、地球にせよ、宇宙にせよ、この世界は自由意志が尊重される世界ですので、そのように他人に忠告はしても、本人が望むのならばそれを妨げるものはないのです。

そして、とある時、任務とは明言せず、任務を離れるとも明言せず、ただ「私は地球へ行く」と言って、私は宇宙船を離れました。その時はまだ体は寿命ではありませんでしたけど、任務の時に使うのと同じ、体を非物質化する装置を使って魂だけになり、地球へと降りていったのでした。

確証はありませんが、その時に知り合った人たちは長寿ですから、まだ地球軌道上の宇宙船にいるように思うのです。今は特に連絡を取り合っているわけではありませんが、魂(の一部)が同じであれば、お互いに会えばすぐにわかる筈です。また、いくつか任務をしてもいいような気も致します。私が地球に住んでいるからこそできる任務もある筈です。基本的に地球と宇宙とは非干渉の法則があるわけですけど、その惑星に転生する場合はルールの適用外になります。そして、惑星の一人の住民として外部の宇宙人に対して助けを求めたりすることはできるわけです。この場合、通常ですと非干渉のルールによって行えないことも可能になります。とは言いましても、やりすぎはカルマを産むだけですので基本的には非干渉なのはもちろんですが、選択肢の幅が広がる、ということであります。

いわば、その宇宙船は私(の魂の一部)の(一つの)故郷でもあり、古巣でもあるわけです。確証はなくても、そんな気が致します。