頭頂サハスララの詰まりは喉のヴィシュッダの詰まりに似ている

2023-01-27 記載
トピック:スピリチュアル: 瞑想録

前にも少し書いたように思いますが、サハスララまでオーラを満たしてその上に少し抜けるようになる感覚は、喉のヴィシュッダを越える時の詰まりに似ているように思えます。実のところ、この種の詰まりと更なる上昇の安定の段階はそれ以前であったとしてもお腹のマニプラ(丹田)と胸のアナハタ(ハート)の間などでも同様にあったわけですけど、かなり明確な形で押し留められているという点に関しては喉のヴィシュッダが一番それに近いものであるように思われます。

ヴィシュッダを越えるまでは、ハートにオーラが充満しているけれどもなかなか喉のヴィシュッダを超えてオーラが上がらない、あるいは上がったとしても一時的に上がるだけの状態で、喉に詰まりがある状態だったように思うわけです。

その時は、オーラを回転させて一時的に上げる、ということをしたり、あるいは、ヨーガの呼吸法であるプラーナヤーマをして頭頂にオーラを上げたりしていました。

実感としては、この種の「手法」によってもオーラが上がるには上がるのですけど、手法に頼っていると安定しない、というのが実感であります。それよりは、段階を踏むことによりオーラがしっかりと充満することで一段づつ上の階層へとオーラが上がっていくように思うのです。

手っ取り早い効果を得ようとして技に頼るというのは、短期的あるいは一時的、はたまた、修行という観点からするとありなのですけど、長期的な観点および安定的な観点からすると1段階づつオーラを充満させて上がっていくのが良いように思います。

世の中の本を見ていると、ムーラダーラの段階からクンダリーニあるいはイダとピンガラのエネルギーを技法によってサハスララにまで上げようとしているヨーガの行者がいたりして、なんと壮大で凝りに凝った、針の穴を通すような微細で繊細な揺らぎやすい難易度の高い技法を試しているのだろうか、と、とても感心してしまったりするのですけど、私が思うに、今いる階層から1段階を超えて何段階も一気に「一時的な」オーラの階層の上昇、波動の上昇を行おうとするとなかなか安定しなくて技法としても難易度が高くなるように思うのです。そうして失敗したりするとクンダリーニ症候群になったりもするのかなとも思いますが、1段階づつ上げていけば安定しますし、何より安全だと思うのです。

詰まりがあったとして、その波動階層を超えて上昇させようと技法に凝るよりも、その詰まりの前に残っている課題としてのオーラの偏りを一つづつ解消させて行く方が長期的に見て良いように思うのです。

例えば、喉のヴィシュッダでの詰まりで言うのならば、喉に詰まっているそのものを解消することと、それ以前(ヴィシュッダ以前)の波動階層でオーラが行き届いていない場所があるのであればまずそれをしっかり固めることです。そして、上げるのは1段階づつで十分で、世間で色々と言われていることに惑わされずに、まず地固めをすることです。そうして、十分に安定して下地ができれば1段階を越える、と、そのようなものかな、と思っております。ですから、例えば世間で、アジナ(眉間の第三の目、サードアイ)でリモートビューするとか、頭頂のサハスララを超えて宇宙を見るとか、そのような話があって、色々と言われていたとしても、自身がその段階にないのでしたら、あまり気にしないことです。

私の場合、今はサハスララにまでそれなりに到達したもののサハスララが完全に開いていない、完全には安定していない状態なわけで、それはヴィシュッダの時のパターンと似ているわけです。

今は、瞑想をすると、日によってはすぐにサハスララにまでオーラが上がって、早い時には5秒、時には5分、調子が悪い時には1時間とかかかってサハスララにまで上がりますけど、そもそも常時サハスララにまでオーラが充満しているわけではないのです。そして、常時サハスララまでオーラが充満している状態になって初めて次の波動階層に進むように思うのです。今はまだ完全ではないわけです。

ここで説明に誤解があるかもしれませんが、とある階層が完全になる時は次の階層への扉が開いた時なわけで、次の階層がそれなりに開くまでは前の階層は完全にはならないのです。サハスララが完全になるのは、サハスララが完全になってから次の波動階層が開く、という言い方も一応はできるのですけどそれは正確ではなくて、サハスララが完全になるのは、次の波動階層が開いた時なわけです。

これもまた表現として誤解があるかもしれませんけど、完全、とは言っても、本当の100%というわけではなくてそれでも時折つまるときがあるわけですけど、ほぼほぼオーラが(今まさに超えた階層のところに)常に充満している状態になるのは、次の階層が開いた時なわけです。

例えば、喉のヴィシュッダが詰まっている状態では、ヴィシュッダに下から圧力がかかるような状態にまずなるわけです。オーラがヴィシュッダの下に充満して、少しは上には抜けますけど、それでもヴィシュッダで詰まっているわけです。そうして、ヴィシュッダの詰まりが解消されると頭の方にふわっとオーラが抜け、特に頭の下半分にオーラが流れ込むようになるわけですが、そうして初めてヴィシュッダがほぼほぼ完全な状態になるわけです。この状態が、ヴィシュッダより下が安定した状態、ということになります。ヴィシュッダそれ自体はまだ開いたばかりでそこまで安定していないわけですけど、割とすぐに安定するようになります。

このように、まず詰まりの下にまでオーラが充満していない状態から始まって、やがて、詰まりの下にまでオーラが充満する状態になって、そうして、詰まりが解消されて次の波動階層にオーラが流れ込む、という段階を踏むわけです。