できるのは、集合意識を現実化させること

2022-03-21 記載
トピック:スピリチュアル: 瞑想録

勘違いしている人がいますけど、霊能力者とかが現実を作れるわけではなくて、単に、集合意識にアクセスしてそれを実体化させることができるだけです。まあ、そうは言いましても自分の魂が強ければ自分の思い描く現実を作れたりしますけどそれは程度問題で、全く集合意識が望んでいない現実は作るのが難しいわけです。

基本的には、集合意識が望んだ現実が作られてゆくわけで、そのことを引き寄せと言ったりもします。

その時、ある種のトリガーみたいなものが必要で、そのトリガーとして霊能力者が働きかけを行います。

それはある意味、「許可」に近いもので、思いの種はコーザル(カーラナ、原因)の階層に種として眠っているわけですけど、それにアクセスして現実化するのです。ですから、種がなければ現実化は難しくて、わざわざ新たに種を作るというのも大変なお話なわけです。そんな種を作るくらいなら最初から現実に働きかけを行った方が早かったりしますけど、直接的に現実に働きかけを行う場合にしても、コーザルとしての種がなければ行動に対して見えない力で制限がかかったりします。

とある物語を読んだことがあって、悪い人が霊能力者に悪いお願いをしに行く、という場面があるのですけど、そういう時に本来に可能なのは、集合意識に働きかけて、集合意識が望むことを現実化させることなわけです。ですから、悪い人が他人から大そう恨まれているのだとしたらその時に現実化するのは悪い人が苦しんで懲らしめられるような現実になったりするわけです。必ずしも現実の願いが届けられるわけではなくて、むしろ、現実からの願いというのはどの現実をピックアップするかのトリガーでしかなくて、種がなければ現実化しないわけです。

霊能力者からしてみれば、なかなか現実化しにくい欲望の願いを持ち込まれたところで困ってしまうのが本当のところで、そもそもそれを現実化させる種がなかったり小さかったりするものですから現実化は難しいわけです。それよりも、そもそも集合意識に強く存在している思いを現実化させるのは簡単だったりしますから、あまり周囲を勘違いさせずに、単に「集合意識の願いを現実化させることはできますが、好き勝手な現実を作ることはできません」というようにはっきり伝えて、何でもかんでも願いを持ってこさせるような風潮を変えてゆくべきだと思うのです。

ただ、もしかしたら霊能力者とは言ってもこのあたりを実は自分ではわかっていないのかもしれなくて、現実化する時もあればしない時もある、何故だろう・・・ と思っているような人もいらっしゃるかもしれません。それは結局のところ単純なお話で、集合意識の意思としての種が存在するかどうかくらいの違いしかないわけです。

結局のところ、霊能力者とは言ってもたいていはそのくらいの力しかなくて、集合意識にはかなわないわけです。