受講しなければスピリチュアルの成長はないと煽る悪徳教師

2023-05-14 記載
トピック:スピリチュアル: 回想録

これも「地獄に落ちる」系の教祖と同じです。扇動と操作、共依存という段階にいるスピリチュアルな講師というものはそこら中にいるものです。

これは割と最近のことですが、数年前にとあるスピリチュアルのちょっとしたセミナーを受けた時にそこの講師が(次の段階の、とある)コースの営業を盛んにしてきたのですが、私が受講になかなか同意せずにのらりくらりとかわしていたものですから次第にその講師がイライラしてきて、ついに半ギレ状態になりながら「コースを受講しなければ、あなたは絶対にスピリチュアルの成長はしない!!!」と煽ってきたのです。

キレたりヒステリーになると言うのは基本的に「頭が悪くて、(指摘や質問されていることを)理解できない状況で、それでも、自分の意見を押し通すためにブチギレる」と言うことですから、あまり関わらない方が良いのです。

その講師は何度も「オーラが10倍だから!」とかしつこく言うものだから、私がちょっと面倒になって「(まったくもう)10倍とか言い過ぎ」とか何度もツッコミを入れたらだんだん講師がイラついてきてブチギレモードになったのですけど、これは、言い方は違えども昔からよくある「あなた、これを買わなければ、地獄に堕ちます!!」という悪徳な新興宗教をちょっとマイルドにしたようなお話ですので、スピリチュアルの講師ともあろう人が、他人を脅すかの如く「これをしなければ、あなたは絶対に成長しません」などという恐怖の言葉を言ってはいけないのです。

スピリチュアルな成長をしたい人にとってはこの種の言葉はまさに恐怖でしかなくて、「受講しなければ、成長しない」と何度も危機を煽って恐怖に陥れておいて高額の30万とか40万くらいする数日間セミナーの営業を熱心に行い、受講生が同意しなければブチギレて、それだけでなく、次の高額セミナーに前向きではない受講生に向かって「あなたなんか、全く成長していないのよ!!!」と大声で喚き散らすようなメンタル不安定の講師は講師失格なわけです。あの講師にとってみれば、私は、全く成長していない人なのでしょう・・・。私は全く同意しませんけどね。

そんなにいうのなら、「上等だ。じゃあ、セミナー受けずに成長してあげますよ。」という感じにもなります。

こういうお話は自己暗示と同じで、「受講しなければ、成長しない」と言う悪徳講師のお話に同意してしまうと、本当に、自分で自分にブレーキをかけて、その通りになるわけです。ですから、こんなこと言われても「はあ? 何言ってるの」と思ってスルーすれば良いのです。要は、同意しなければ良いのです。

それに、本音は言葉尻に出るもので、オーラが10倍になる「筈」とか言っていましたから、定量的に測っているわけではないのでしょう。まるでラクテンのポイント10倍! みたいな、10倍かのように見えてそもそもポイントというのは1倍ですからパーセントで言うと1%に過ぎなくて、それが10%になったところで微々たるものですけど、「オーラが10倍」とか言われると、まるで自分の全体のオーラが10倍になったかのような錯覚をラクテンのように感じてしまうわけですけど、実のところ、定量的に測っているわけではないようです。本当に測っていたらそんな10倍なんて簡単に言えないと思いますけど。なんとも胡散臭いです。

あの講師からすれば、高額30万セミナーを受ける人はスピリチュアル的に優れた人で、どんどんと成長することができて、受講しない人はスピリチュアル的に遅れた人、「眠っている人」という区分けをしていました。

自分の都合が悪くなるとブチギレて話を濁して意見を押し通そうとするような悪徳スピリチュアル講師もいるのです。

この講師は私に対して「もう貴方は⚪︎⚪︎でオーラが増えたから」とか自信満々に言っていたのに、一方で、私がセミナー受けるつもりがほとんどないことがわかると手のひらを返すようにブチギレて「貴方は何も成長していないのよ!」と大声で怒鳴りつけてきたのですが、そのような矛盾した煽りの発言をする時点で悪徳講師に足を一歩踏み入れているようなものです。発言に一貫性がなくて、ご都合主義すぎます。感情とその時の都合で適当なことを言っているようにしか聞こえません。高額セミナーを受ける前は褒めて調子に乗らせておいて、受ける気がなさそうならば突き落として恐怖に陥れることで受講させようとしていたのかもしれません。そして、受講したら褒めまくる、と。

実のところ、受講生をきちんと見ていると言うよりは、ただ単に営業トークで褒めている、という感じでしたから、最初はそれを見抜けなかった私も人を見る目が足りなかったかもしれません。もっと早く見抜いていても良かったかと思いますが、おそらく、反面教師として役には立ったかと思います。

この講師は多少なりともスピリチュアルをかじってはいたようですけど、ちょっと成長したくらいで多少ながら道を踏み外したように思います。このように、ちょっとしたスピリチュアルのセミナーをして高額を取ろうとする人がこの業界には大勢いるわけです。

又、あの講師を見るに、他人を操作することで自分がスピリチュアル的に優れていると思い込んでいる面もあるように思いました。そのような教祖や講師も大勢いるということだと思います。多少はスピリチュアルの知識や技術はあるのでしょうけど、かと言って、他人を恐怖に陥れて他人の自由意志を奪う形で半ば強制的にセミナー受講させたこともあったのかなと想像します。そのような恐怖の状況においては、受講すること自体が精神の安定を生ませたに過ぎないかもしれないのに、あたかもセミナーのおかげで平穏になったかのように錯覚させるわけです。しかもそれが数日で30万とか高額セミナー、という悪徳な講師もいるわけです。

こう言うのは、多少の真実を含んでいるもので、効果がゼロだとは言いません。ですが、ちょっとしたことをもったいぶって教えて高額を取る、と言うのはスピリチュアル業界には良くあるお話なわけです。

この金額なら、それはもう、営業に熱心になったり、煽ったりもしますよね。こう言うのは良くないです。

それに、あの講師は、どうも恩着せがましいのですよね。セミナーなんてほんの半日とか数日とかなのに、その後の私の成長の全てがそのセミナーのおかげになるかのように暗示と説明になっていました。「このセミナーを受けなければスピリチュアルな成長は絶対にない」と思い込ませた上で、実はそれがなくても普通に成長していたかもしれないものも自己暗示により全てそのセミナーのおかげ、と言う解釈にできてしまうわけです。

ああいう恩着せがましいのは良くないです。あの言い方であれば、成長すればセミナーのおかげということにされてしまいますし、成長しないならそれはそれで「眠っているだけ」と解釈するようですから、ご都合的すぎるように思います。

どちらにせよ自分のいいように解釈しているような人は、自分の力でスピリチュアルな成長することはないですから、あの団体でセミナー講師をしているというのは、あの人にとって分相応なのかもしれません。

とは言いましても、あの講師もある種の犠牲者のような気がしないでもないのです。それほど頭が良くもなさそうな人でしたから、自分が同じように騙されていくつも受講して、高額セミナーのヒエラルキーの一角を担っているだけ、というような気も致します。

本人は、「私も、このセミナーを受けてスピリチュアルな成長が早くなった」とか言っていましたけど、受けない場合と比較もできないでしょうに、そんなことを根拠に断言なんてできないと思いますけどね。ひょっとしたら、受けない方が成長が早かったかもしれないですけど、そんな比較なんてできないですからね。もし比較するなら、薬の治験で行っているように、受講したグループと受講しないグループ、そして受講したと言うことになっているけれども実はダミーのセミナーを受講してもらったグループ(プラシーボのグループ)とに分けて統計的にスピリチュアルな成長を測らないといけないと思いますけど、そもそもスピリチュアルの成長を数値化することは難しくて、そんなことしているところはほとんど聞かないですし(なくはないですけど)、ましてや成長について(治験のような客観的な)統計を取っているところなんて聞いたことないですしね。ただ単に主観で「成長します!」と言われても、「へえ、ああ、そうですか」としか思わないのです。

セミナー等でレベルアップを謳っている団体と、瞑想など自己鍛錬によって成長を促している団体とがあって、その組み合わせもあるわけですけど、どちらに比重があるのかは団体によって違いがあるわけです。セミナー等で「成長」を強く打ち出してしまうと、この悪徳講師のように基礎力が足りない状況でも自分がスピリチュアルな成長をしたかのような(それはある程度は真実でしょうけど)思い違いをしてしまって、実情以上に成長したかのような気にさせられて、それで講師をしている人も多々いるように思うのです。

基礎力というのは言い換えれば「静寂の深さ」ということでもありますけど、セミナーを受けたりすると「光」として「エネルギー」を受け取ることはできますが、その定着の度合いというのは本人の基礎力、基礎力というのは「静寂の深さ」のことでありますけど、静寂がそれなりでもエネルギーを一応は受け取ることができて、それで成長したかのように思うことはあっても、静寂の深さというのは成長に時間がかかるわけです。確かに、セミナーを何度も受ければ静寂は深まるとはいえ、基本は本人の自己鍛錬によるところが大きいわけですが、セミナー重視の場合はそれによりテクニックや何やらを受け取ると、そのテクニックの数で自分が成長したかのような錯覚を覚えてしまうわけです。

例えば幽体離脱にしても、静寂の深さが足りていないと時空を越えられず、自分の周囲の空間、現在の時間軸に縛られることになります。大抵の場合は、幽体離脱といっても自分の部屋や近所など知っている空間を彷徨うのがほとんどで、稀に宇宙や天界に至ることもありますけど基本的には今の時空にいるわけです。一方、静寂が深まれてそれに応じて時空も越えられるようになります。時空を越えるというのは、過去にも未来にもどこにでも移動できるということです。その段階になるには、セミナーを受けているだけでは達成は難しいように思います。

誤解のないように言っておきますが、割とどのようなスピリチュアルな団体でもそれなりの規模であれば高次の存在から目をつけられて保護下に入っており、高次の部分は割と同じで純粋ですけど、それをこの地上で行使して団体あるいは個人として活動するときにこのような操作と扇動が入ってくるのであって、地上の人間のセミナー講師がよく陥る罠について良くない、と言っているのであって、団体を上で導いている高次の部分を否定しているわけではありません。

それなりに大きくなる団体というのは相応の真実が含まれていますが、それと同時に、下部の団体員においては操作と扇動が当たり前のように使われるようになることがあります。

逆に、高次の意識からするとこのあたりは無頓着と言いますか、あまり気にしない部分でもあり、高次からしたら実のところ何が良くて何が悪いかもよくわからないと言いますか、全てOKなのが高次の世界ですから、かと言ってこの地上の活動全てが許されるかと言うとそうでもなく、高次の世界はカルマを超えた世界ですけど、一方、この地上の世界はカルマに縛られた世界ですから操作と扇動をしてしまうとその反動は自分に返ってくるわけです。このようなことは高次の意識は関わりませんので、高次が何も言ってこないからと言ってそれに甘えることなく、低次の存在である我々人間の側としてはこのような操作や扇動を行わないよう、我々の側で気を付けるべきことなわけです。

受講する側としては、そのような悪徳講師の扇動には気をつけて、もし受講料に見合うと思えば受ければいいだけのお話です。講師による操作と扇動のループにハマると悲惨で、例えば「受講しなければ成長はありません(受講しなければ地獄に堕ちます、と言っているのと一緒)」と言われ続けて、永遠とお金を吸い取られることになります。

スピリチュアルな団体の側としても、この世界で活動をするにはある程度の資金が必要ですからセミナーで受講料を頂くのは致し方ないことですけど、実のところ、単にお金を稼ぐだけなら高次の助けがあればいくらでも可能なので、そうした方法で資金調達した上で、(お金さえ払えば)誰でも受講可能という形ではなく、(お金以外の要件をつけて)必要な方に個別に受講していただく、という昔ながらのスタイルの方が適しているとは思いますが。まあ、この話はいつかの機会に。