バガヴァッド・ギーターの趣旨


ギーター解説書の続きを読んでいきます。>

■ギーターの趣旨
ギーターは、計り知れない知恵の海です。 実際、知識の無限の蓄積が埋め込まれています。 論争でライバルを打ち負かすことによって評判を確立し、真実の調査に携わる賢人たちは、その秘密を説明することができないことに気付きます。 なぜなら、その完全な意味は主バガヴァン・クリシュナだけに知られているからです。 次の話題は、その編集者であるヴィヤーサとその直接の受信者であるアルジュナに割り当てられます。 したがって、このような深遠な秘密に満ちている書物の意味と栄光の奥深さを深く理解しようとする私のような人の試みは普通の鳥の翼が果てしない天の広がりを測る試みに似ています。

ギーターは、意味の無限の層を含む底なしの海です。それでも、海に深く飛び込むダイバーが貴重な宝石を手にするように探求者はギーターの秘密に深く入り込み、途方もないアイデアの宝石の新しい山を発見し続けます。 しかし、鳥の王であるガルーダと小さな蚊の両方がそれぞれの能力に応じて空中を飛行するのと同じように、ギーターの一人一人の生徒は彼または彼女の理解に従ってギーターから何かを作ります。

したがって、主題に関する注意深い調査は、ギーターの主な目的が、永遠から降りてくる無知のために世俗的な存在の海に統合されたジーヴァ(世俗の人間)を神の実現に導くことであることを明らかにします。 そして、この目的を視野に入れて、人が日常の世俗的な義務をきちんと遂行しながらでも神を実現できる手段を規定しています。霊的真理を実際の生活に適用するこの素晴らしい芸術は、ギーターで明らかにされています。ギーターは、サダカ(サダナ・精神修行を行っている人)の性質と資格に合うように神を実現するための2つの道を規定しています。 これらの2つの道は、(1)知識の道(Sānkhyayoga)、および(2)カルマ・ヨガの道(ヨガの道)(III.3)です。




コメント:
私はヨガの4つの道全てが説明されているという理解でしたがここでは2つの道となっていました。これがギーター的な解釈なのでしょうか。
4つの道全てがギーターに含まれているが瞑想について(ラージャヨガ)は記述が少ないという理解でした。流派によって表現や解釈の仕方が違いそうです。