この時空に囚われていた私の転生の記憶 (2/4)

2025-02-05公開 (2025-01-22 記)
トピック:スピリチュアル: 回想録

(続き)

実のところをいうとその時の何十回もの転生は、一旦は高次のグループソウルに昇天することで一連の連鎖を終えました。それはそれで幸せな人生だったわけですが、志を果たすことはできなかったのです。そこでかつての私であるともいえるグループソウルの集合意識は、再度、分霊を作ることにしました。過去の記憶や経験を踏まえ、違った人生を計画したのです。その分霊はまず1つの人生を生きます。江東区付近でそれなりに恵まれた家に生まれることでこの世の有り様を学び、その後、再度同じ時代に転生してから、本来の志を果たそうとしたのです。その(分霊にとっての)2回目の転生においても手探りで、最初はやはりうまくいきませんでした。どうも、エゴが強くなってしまうのです。エゴの強さによりなかなか覚醒には至りませんでした。

そういうことであれば、と思い、徹底的にスピリチュアルな条件付けをしてから生まれたのです。それも、最初は手探りでした。そうして大きくやり直した後の多くの人生においてスピリチュアルな自己実現を成し遂げても、またバッドエンドになり続けたのです。幾つも試したスピリチュアルでも駄目となると、その行き詰まり感にはたはた疲れ果てました。思えば、その答えがスピリチュアルな話だと思ってしまったことが勘違いだったのですが、その時点ではまだ気がつきませんでした。

そこで、それまでは避けていた、自分が嫌だと思う状況の設定をしてから人生をやり直したのです。これが今の私の人生です。人生の前半は苦労をする辛い環境に置くことでエゴを克服して人生の中盤以降の覚醒を目指すことにしたのです。それはかなりの実験でした。うまく行く見込みはほとんどないと当初は思っていたのですが、意外にもそこに突破口があったのです。この人生においても何度も途中からやり直したり微調整を行いました。単純にスピリチュアルで地球の未来の選択をするというよりは、基礎が重要だったのです。身についてしまっていたエゴを徹底的にそぎ落とすような環境に生まれることが重要だったのです。繰り返しなされる人生の中で、今まで価値がないと思っていた素朴な低次な荒い乱暴な出来事や思考の中に意外にも未来を紡ぐための答えがありました。それまで避けていた人々の苦悩の中にこの世界の争いの火種があり、それを理解することで解決の鍵をも得たのです。

(続きます)