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今後のルートを再検討、チベット&ネパール取りやめ、カザフスタン追加

2015-04-26 記載
トピック世界一周2015-16

現在中国の洛陽にいる。

元々の予定では中国からチベット経由でネパールへ抜けようと思っていましたが、ネパールが地震であんなことになってしまったので今の時期にネパールへ行くのは得策ではない。 混乱していて電気や食料の供給にも支障が出ている状況だ。

なので、その通り道であるチベットだけ見るというのも、チベット後に抜けるルートが陸路にせよ空路にせよカトマンズ経由が方向的に良いが、カトマンズ空港は混乱していると思われるのでネパール方面を抜けるルートはなるべく避けたい。

もともと、チベットは自由旅行できなくてツアー参加が必須だが、チベットのラサからカトマンズに抜けるコースだと最安でUSD1,400 (USD1,200 + 一人部屋追加USD200)くらいかかるし、これに加えて鉄道代が別途かかる上、入境許可証とか手続きが大変。 チベットで自由にならないということは天気が悪くてもツアーの日程に沿って観光しなくてはならないということ。 ラサ滞在もせいぜい数日に限られてしまう。 こんな不便な思いをするくらいなら閑散期に日本からツアーで行くか、或いは、チベットの政治が安定するのを待ってから自由旅行してもいいかなということで、今回は見送りモードだったのだ。 中国が大国になるにつれてチベットの政情不安は取るに足らないものに次第になって行くのは、チベット人の意思はどうであれ避けられない状況になりつつあるように思える。 亡命政府のトップのあの人もいい年なので、あの人がお亡くなりになれば政治的に安定して自由旅行出来る日が来るかもしれない。 政治的なことはともかく、今はあまり旅行に向いている時期ではないように思える。

チベット圏であるインドのレーには旅行したことがあるので、今回チベットのラサに行けなくてもさほど悔いはない。 ラサは中国人だらけで騒がしいと聞くし、インドのレーの寺院はとても静かでチベット人も細々と暮らしていた。 レーの方がラサよりもずっとチベットらしいかもしれない。 ということであれば、今回無理してラサに行く必要はない。

なので、チベット&ネパール行きはやめて他の国に抜けることにする。

一番に思いつくのがパキスタン経由でインドに抜けるルートだが、このルートは近年治安が悪く、外務省の安全情報でも「退避勧告」「渡航延期勧告」という、4段階の3と4という強い勧告が出ているので得策ではない。 通るとすれば中国のカシュガルからギルギッド経由のイスラマバード、そしてそこからインドのレーかマナリに抜けるルートになる。 パキスタンとインドの国境付近が「退避勧告」になっている。

次に思いつくのがカザフスタン。
ここは外務省の安全情報でも比較的安定している。 全土に渡ってインドと同じ「十分注意」なので、インドくらいの治安と思えばとりあえず良いだろう。 であれば第一候補になり得る。

カザフスタンとトルコの間はイスラム国にも近いので陸路通過は危険と思われる。
よって、カザフスタンに抜けてから空路でトルコに抜けるのが良さそうだ。

元々インド北部のマナリにちょっと滞在するつもりだったが、それは難しくなるが。
インドは既に赴任時代に多く旅行したので、今回行けなくても悔いはない。

中国のウルムチからカザフスタン行きの列車及びバスが出ているようだ。
アルマトイがカザフスタンの古都のようなので見所はありそうだし、アルマトイからトルコのイスタンブールまでは安い航空券があるようなので、アルマトイに陸路で移動してからトルコに空路、という線が良さそうだ。



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