ガネーシャ祭(フェスティバル)(Ganesh Chaturthi)

2013-09-15 記載
トピック:インド赴任: 4ヶ月目

先週初めからガネーシャ祭が始まっていて、約10日間、ところかしこで世間迷惑な露天ライブが盛んな今日この頃。近くでライブがあると、騒がしい音が家の中まで鳴り響いてほとほと迷惑だ。先週は大雨が多かったのでライブが中止になる日が多かったようなので、ほっとした人も多かっただろう(苦笑)

そんな中、ドライバーお勧めの祭り関係のイベントがあるというので見に行ってきた。最大10日間飾った後に、池にガネーシャの像を沈めるのだというが、その像が巨大だから見に行くのはどうだ、とお勧めされたのだ。 必ず10日ではなくて、その間のいつかに沈められるので毎日何がしかのガネーシャ像が沈むところを見られるよ、とのこと。ふーむ。

最初はあまり気乗りではなかったが、行ってみると意外と楽しめた。
どうやら、地域によっては川に流したりするようだが。

食事をするついでに2日目(火曜日)、5日目(金曜日)、7日目(日曜日)にそれぞれ見に行ったところ、日が進むにつれて多くの巨大なガネーシャを見ることができた。道路でも、池に沈めに行くであろうガネーシャを多くみることができた。




地域に飾られているガネーシャ。これも来週中には池の底に。




ここには、神官(?)らしき人が2人いて、来る人を祝福(?)していた。
子供のようだ? アルバイトかな?




池の周りに置かれて、これから沈められてゆくであろうガネーシャ。 小さいものは家庭用っぽい。大きなものは資産家あるいは地域共同のもののようだ。




車で運ばれてきたガネーシャ。

掛け声と共にガネーシャを車から降ろしている。




これまた立派なガネーシャ。




小ぶりだが、人々がかけた多くの花で飾れているガネーシャ。




これも小ぶりだが、大きさに関わりあいなく、そこにかけられた手の量はさほど変わらない気もする。



巨大なガネーシャは、クレーンで持ち上げられて池の中央上部に運ばれた後、倒すようにして池の中に投げ捨てられる。




いよいよ投げ捨てるところ。5つくらいのガネーシャが台の上に乗せられた。




この池に捨てられる。

2日目に来たときは、泥にまみれた、とても神聖な儀式をするとは思えない酷いところだったのだが、今日は川からポンプで大量の水を組み入れており、水の量が多くなったおかげで水質が改善している。 2日目に最初に見たときは気絶(大げさ)するかと思うくらい汚くて、いったいどういうことなんだと思ったのだが。

そんな汚い2日目でも小ぶりのガネーシャが次々と捨てられていたので、きっと信仰心があれば汚さなんて気にならないのかもしれないな、とちょっと想像した。

そしていよいよ大きなガネーシャの出番。




川なら「流される」とかいい言葉を使えるが、ここは池。 信仰心のない日本人には、何か環境に悪そうなものを「捨てている」・・・としか見えないのだが、現地の人は真剣そのものなので、まあいいか。 実は環境にいい材料でできているかもしれないしな(知らないけど)。

ヒンドゥー教のこの儀式の深遠さは勉強不足でよくわからなかったものの、真剣になっているインド人を見るのは興味深かったので、トータルではなかなか面白くてよかった。 巨大なガネーシャも見ることができたし。

検索してみると、どうやらバンガロールの祭りの規模は小さいようだ。ムンバイとかではものすごいらしい。機会があれば行ってみるかな・・・。



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