チェンナイ(Chennai)

2012-01-04 記載
トピックインド観光

2012/01/04

朝、まだ暗いうちに携帯の目覚ましで目が覚めた。今いる場所はわからないが、最近の電車は時刻通りに着くらしいので到着時間15分前の5時頃に起床して身支度を始める。荷物は盗まれていないようだ。

ふと気付くと、他の乗客2人(夫婦?)が下で寝ていた。どうやらこの二人は英語が話せないのか或いはコミュニケーション能力が低いのか、こっちとコミュニケーションしようとせず、眠くて不機嫌そうな顔をしてとっとと降りていった。ふむ。外国人を怪訝そうに見る人もいておかしくないもんな、と思いつつ、私も支度を済ませて外に出る。

チェンナイはまだ暗く、ひとまず予約していた駅近くのホテルに荷物を置きに行く。エグモア駅から歩いて数分のFortelというホテルだ。ここに歩く途中、行く人かのリクシャー乗りから、10ルピーでいいからホテルに連れて行くと言われたが、指さす先は違うホテルだったので断り続けて数分歩き、ホテルにたどり着いた。

どうやら24時間制のようなので、今すぐにチェックインはせずに荷物だけ置いて外に出かけることにする。

まず、朝早くからやっているカーパーレーシュワラ寺院だ。

リクシャーで直行してもよかったのだが、かなり時間に余裕があるので失敗してもよいつもりで電車で行くことにする。

エグモア駅で最寄りの£hirumaylay駅まで切符を買うと6ルピー。なんだこの価格は・・・ と思いつつ、電光掲示板でどの列車かな・・・ と思って眺めていたがよくわからなかったので周囲の人に聞いてみると、どうやらローカル列車はこの電光掲示板には表示されないようなので、プラットフォーム10に行ってローカル電車に乗り、海方面(ビーチ方面)に向かった。フォート駅で一旦降り、MRTSという高架の列車に乗り換えようかと思って見渡したが高架のようなものはなく、しかも乗り換えに改札もないので疑問に思ったが、どうやら改札は必要なく、そのまま乗り換えればよいということと、ここは高架ではないようだった。

そして、どのプラットフォームか分かりづらかったので周囲に聞いたことと、場所的に折り返し地点っぽいので片方向がほとんどだと思ったのでそちらで待っているとうまく乗ることができた。

そしてカーパーレーシュワラ寺院近くの駅に降り、寺院すぐ近くのホテル併設と思われるレストランで朝食を取る。

その後、寺院を見学するが、小さいとはいえ、しっかりと儀式が行われているような気がした。

そして、もう一つの寺院であるパルタサラティ寺院も行ってみました。

再度電車に乗り、二駅北上して5ルピー。Thiruvallikeni駅で降りた後、細い道をよく分からなくなりつつ、地元の人が指さしで教えてくれるのをたどりつつ、GPSで確認しつつ、パルタサラティ寺院にたどり着くことができた。

ここは庶民的とガイドブックに書いてあったが、小振りながらも、多くの人で賑わっていた。


そして、近くにとても古い190x年開設の水族館があって、ショボくて感動的ということなので、せっかくなのでどれほどショボいのか行ってみることにする。

急いでいないので道を歩いてビーチに出ると、そこには砂浜が遠くまで広がっていた。

そこで何人かの物乞いにまとわりつかれつつ水族館の場所を捜すが、どうやら、その水族館は潰れてなくなってしまったようだ。うーむ。残念だ。変わりに東京に帰ってから水族館でも行ってみるかな・・・。

そしてそのままビーチを北上し、アンナードゥライ記念碑およびその他にもいくつか記念碑のある公園を見学する。この記念碑は、この地方の独立性を訴えた偉人を讃えているとのこと。ふむ。。。


そして、もう少し北上してセント・ジョージ砦の要塞博物館を見学する。リクシャーに乗っても良かったのだが、せっかくなので歩いてそこまで行った。

そして要塞博物館を見学した後、すぐそこにあるセント・メリアーズ教会を見学する。ここは1680年に建てられたというが、それにしては大きくて立派なのが驚きだ。

そしてセント・ジョージ砦を出るまで車道を歩き、車道に出たらリクシャーを拾ってスペンサー・プラザというショッピングモールまで行く。4~5kmはあったが、始めに値段を聞いて70ルピー。値段を聞かずに乗ったらもっと高かっただろう。砦の中で警察に聞いたらだいたい50ルピーと言っていたので、これが適正価格なのだろう。いつも観光者価格で3倍近くかかっているのがよくわかる。

そしてスペンサー・プラザで食事および買い物をする。インドで初めてみるケンタッキーで食事をし、簡単なおみやげ物を買うが、いい値段がする店がほとんどなので、リーズナブルなお店を探すまで散策し、いくつか置物を入手する。

買いはしなかったが彫り物のあるナイフが気にかかったので、もし産地に行くことがあれば現地価格で入手も考えたい。今後の話になるが。

そして、ホテルに戻ってチェックイン。予定通り5時ちょっと過ぎにチェックインしたので、明日は5時にチェックアウトして空港に向かうことにする。

明日は、10時くらいから2~3時頃まで州立博物館およびその周辺の美術館を散策し、一旦ホテルに戻ってシャワーおよび身支度してから帰国することにする。

8時半にチェンナイからバンコク、翌日深夜2時頃にムンバイから香港経由で成田には20時半頃到着予定だ。


2011/01/05

今日は博物館のみ見学して帰国となる。

少し遅い朝食を食べた後、近くの博物館へと向かう。

博物館は、なかなかの年代ものだった。ムンバイの博物館に比べて見劣りするのは仕方がないとして、コルカタの博物館に対しても見劣りする。ムンバイ、コルカタ、チェンナイの3つの町だけのことを言えば、町の規模がそのまま博物館のグレードに比例している。

券を買って中に入るが、どうやら5つある建物のうち2つはリニューアル中で閉館しているようだ。開いている3つのうち2つは普通に開いているが、もう1つは工事中の模様。

ひとまず石像が置いてある館に入り、見学をする。

次に、植物や昆虫、動物、鉱物などが展示されてある館を見学。

そして、子供博物館に最後に入るが、ここは1階に模型展示がちょっとある以外は、地下および2階以上は全て工事中だった。ふむ・・・。


思いのほか早く見学が済んでしまったので、今日行く予定はなかったが、すぐ近くにあるスペンサー・プラザに昼食およびちょっとした買い物のため立ち寄ることにする。

そこでケンタッキーのバーガーセットを食べ、ローカルなスーパーでチャイとブラックティーの小さな箱をおみやげ用に追加購入する。ローカルっぽいスーパーは地元の値段がよく分かってためになる。

やはり、スペンサー・プラザを通過する際に、先日買わなかったお店の店員から激しいアピールを受けたが、特に買う予定はなかったので基本的には買わなかったが、音楽CDを適当に5枚くらい購入した。インド音楽の記念である。

そしてホテルに戻り、シャワーを浴びて帰国に備える。

すぐそこのエグモア駅からローカルの列車で近くの空港まで6ルピーで行けることは先日逆方向に行ってみたことによりほぼ確実であったが、帰国の際に歩いて汗をかきたくなかったのでエアコン(A/C)付きのタクシーを予約した。650ルピー。電車に比べて100倍だが・・・。まあ、いいとする。オートリクシャーなら400ルピーとのこと。ふむ。

そしてチェックアウトし、空港へ。

出発の3時間半前にホテルを出て、ガイドブックには30分と書いてある距離を50分ほどかけて到着する。夕刻のラッシュにぶつかったようだ。

しかも、エアコン(A/C)付きタクシーで快適に空港まで行けると思っていた筈なのに、車内に蚊がうようよいる。空港に到着するまでに5~6匹は退治した・・・。最後にこれかい。リクシャーの方がよかったかも。

話はこれで終わらない。チェンナイ空港でチェックイン後にセキュリティーを抜けてロビーに出る際、全ての荷物にタグが必要なようで、ショルダーバッグに札をもらっていなかったので、係員がそこらへんにあった札を着けて通過した。ストックされているわけでもないのになんとなく札がそこにあった。うーむ。そんなんでいいのかい? よくわからないシステムだな・・・。なんとなくそれでまわっているのだろう。キャリーバッグはチェックインの際に係員が取り付けていたので問題なし。

チェンナイ空港は時間がかかるという噂を聞いていたのだが、思いのほかスムーズで2時間前にロビーに到着できた。時間を潰すため1時間ほどフットマッサージを受け、それを出た頃にアナウンスで、出発が1時間ほど遅れる可能性があると言っているような気がした。なまりが強すぎてうまく聞き取れない。電光掲示板の表示もどんどんと順番が先に行く。うーむ・・・ と思っていたら、再度アナウンスがあって、なにやら、時間より早いけれども搭乗を違うゲートで開始するというアナウンスが聞こえたような気がした。よくわからないので係員に確認すると、すぐに搭乗開始するとのこと。おいおい。さっきまで1時間遅れの可能性とか言っていたのに・・・。まあ、いいけど。

そうして搭乗するが、キングフィッシャーの国内線のこの座席、今まで体験したことがないくらい席が狭い。横は普通だと思われるが、縦方向が、悲惨なほど狭くて足を左右に広げないと座席に入らない。こんな飛行機は初めてかもしれない(苦笑)昔キングフィッシャーに乗った時は国際線だったので普通だったように思うのだが・・・。うーむ。

そうしてムンバイ空港に到着。ここから一悶着あるとは思わなかった。

まず、この空港は国内線と国際線が離れていて、その間には電車などないので、20分おきの無料シャトル或いは自腹タクシーで移動する必要がある、とのことを聞いていた。これを聞くだけであれば、ああ、20分かと思うのだが、実際にはその数倍時間のかかる移動だった。それも合わせて時間を書き出してみると、以下になる。

1. 荷物ピックアップ(0分)
 私は全て機内持ち込みしたが、おそらく15分は必要
2. シャトル時間待ち(15分)
 混雑している場合は次のシャトルになるので更に20分必要
3. シャトルに乗る前のセキュリティチェックおよび満席になるまで待つ(25分)
 一台しかないのと、セキュリティチェックの開始がシャトルが到着してから開始なので、シャトル時間待ちの後にセキュリティチェックの時間がかかる。平行してやればいいのかもしれないが、どうして今回それをやっていなかったのかはよくわからない。インドなので気にしない。満席になったら出発。この時点で、既にシャトル出発予定時間から25分が経過している。実際は、次のシャトルに乗ったのかもしれない。
4. 国際線ターミナルへ移動。(30分)
 最後に一般道路と合流するまでは空港内の専用道路を走るので遅いながらもスムーズだが、国際線ターミナルの出発ゲートにたどり着くまでが想像を越えるほど渋滞している。

よって、国内線ターミナルに到着後、国際線ターミナルのゲートにたどり着くまでに、私の場合は1時間10分かかった。普通の空港であればあり得ない時間のかかりようだ・・・。荷物ピックアップしていたりタイミングおよび混雑次第では1時間半から、運が悪ければ2時間かかることも考えられる。その場合にタクシーを使ったとしても、プリペイドタクシーなら行列を待たなくてはいけないだろうし、民間タクシーはかなりぼったくるだろう。どちらにせよ国際線ターミナル付近での大渋滞にはひっかかるので、結局、そんなに時間は変わらないかもしれない。

ムンバイ空港の乗り継ぎに3時間20分を用意しており、飛行機が15分早く到着したので約3時間半の時間があったのだが、それでも、早くも1時間半近く費やされた。残るは約2時間。

話はこれで終わらず、Jet airwaysのチェックインカウンターが想像を絶するほど進みが悪く、荷物をチェックインしようと並んだだが最後、乗り遅れるのは確実のように直感で感じられた。

私の場合はあらかじめWEBチェックインしておいたのだが、プリンター接続されていなかったので発券だけしたかったので、横にあるセルフ・チェックインの機械で発券だけすることにしました。

この機械も使い勝手が悪く、タッチパネルのボタンを押しても反応しない機械が数台あり、横に移動しつつ動く端末を捜した。画面に、クレジットカードを入れるか或いは名前を打てと書いてあるのでクレジットカードを入れたら、どうやら名前を自動的に引き出しているようで、なかなかやるじゃないかと思ったのもつかの間、予約情報が見つからないと言われてしまった。仕方がないので再度、チェックインの列に並んだが、やはり進みが壊滅的に悪いので再度、セルフ・チェックインを試したところ、名前を手動で入力することで先に進むことができた。ふむ・・・。どうやら、クレジットカードの名前認識が一部省略名になっていたような感じだ。話はそれで終わらず、動いた機械で発券しようとするも、プリントされなかったのでそのまた横の機械でやり直した。更に、チェックイン時に最終搭乗までのチケットが印刷されるのが普通だが、ここムンバイから香港までのチケットしか印刷されず、香港から東京へのチケットはチケットが印刷されてこなかった。通しでJet airwaysで買っているとはいえ、その区間はANAなので印刷できないのかな・・・。そんな機械でいいのだろうかとも思いつつも、チケットは香港で発見してもらえばいいので、いまは一刻も早く出国する必要があるので、そのまま出国ゲートに向かった。

それにしても、さすがはインド。徹底的にやってくれるぜ。出国までも困難だとは。

そうして出国の列に並ぶが、それは割と進みが良い・・・ と思っていたら、出国カードに記入していなかったので最初からやり直し。うーむ。普通はチェックインカウンターでもらうので忘れないようだが、私は機械でやったので紙をもらわず、気付かなかったようです。仕方がないのでやり直し、ようやく出国。

かと思いきや、再度セキュリティチェックがある。おいおい。出発まであと30分を切ったよ・・・。とは言いつつも、それが最後で、搭乗には間に合うことができた。早く付いたのでラウンジでも行こうかと思っていたのだが、ラウンジどころか乗り遅れそうになるとはさすがはインド、あなどれない。特にこのムンバイ空港は悪名高いようだが。

次回のためにメモしておくと、ムンバイ空港で注意する点は以下
・国内線から国際線へと乗り継ぐ際は最低プラス1時間余裕を見る。
・チェックインカウンターの混雑を考慮してプラス1時間余裕を見る
・道路の混雑はガイドブックの2倍の時間を想定する。
・国内線からの乗り継ぎの場合、1時間の遅延は遅延報告なしに遅延するのでプラス1時間余裕を見る

となると、国際線に直接乗る場合は通常3時間プラス1時間で4時間前に空港到着するような予定を組む。国内線から国際線へと乗り継ぐ場合、チェックインが別の空港でできた場合は通常3時間プラス2時間で5時間の乗り継ぎ時間を持つ。違う航空会社で乗り継ぐ場合(私の場合、今回これ)は通常3時間プラス3時間で6時間の乗り継ぎ時間を持つ。

私の場合、乗り継ぐ飛行機が定刻より早くついたことと、チェックイン荷物がなくて、ピックアップおよび荷物チェックインの時間を省けたのにも関わらず約3時間半でギリギリだったので、乗り継ぎ時間2時間であれば確実に乗り遅れていただろう。インドは危険だ。

そうして、ようやくインドを離れ、香港へ。ここまで来ると安心する。

トランジットのエリアでチケットを発券してもらい、ようやく一安心。搭乗エリアのラウンジで落ち着き、時間を待ち、帰国した。





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